ワイン/ワイン産地と生産者のレポート

ブルゴーニュ最前線:ジャスパー・モリス

英国のワイン商BBRが擁するマスター・オブ・ワインでブルゴーニュワインの専門家ジャスパー・モリス氏が来日し、ブルゴーニュの現状を説き、新進生産者を紹介する。

執筆者:橋本 伸彦

ベリー・ブラザーズの専門家


ジャスパー・モリス氏
英国王室御用達のワイン商であるベリー・ブラザーズ&ラッド(BBR)にはワイン・ディレクターのアラン・グリフィス氏を筆頭に5人のマスター・オブ・ワインがおり、同社によると世界に278人の同資格保持者のうち最も多くの人数を擁する企業だという。5人はそれぞれ異なった業務や専門分野を担当しており、今回来日したジャスパー・モリス氏はニュージーランドやカリフォルニアにも詳しいが、何よりブルゴーニュの第一人者である。


モリス氏は1985年にマスター・オブ・ワインの資格を取得したのち、1988年に『ブルゴーニュの白ワイン (White Wines of Burgundy)』という著書を出版した。現在はブルゴーニュと英国の家を行き来して、今までおよそ25年間にわたって現地の動向を仔細に知り尽くしている。彼が同社の「バーガンディー・ディレクター」としてワインの選定し、社内向け、そして対外的にセミナーなどでワイン解説を担当している。

現在のブルゴーニュでは新しく創業・独立した生産者や若い世代の活躍がめざましい。今回の試飲会で彼は、BBRの日本支店が輸入販売するブルゴーニュワインの中から彼が注目する3生産者を採り上げて解説した。


* 本文中の写真はBBR提供

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