ジャンシスが日本にやって来た
世界的トップクラスのワインジャーナリストといえば真っ先に挙がるのがこの人。マスター・オブ・ワインでファイナンシャルタイムズ紙にワインコラムを寄稿するジャンシス・ロビンソン氏。10年ぶりに3度目の来日を果たして、2010年2月に山梨県甲府市と東京都内でセミナーを行った。本稿は甲府のセミナーの講義レポートである。
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| ジャンシス・ロビンソン氏 |
今回彼女を招いたのは、マスター・オブ・ワインのリン・シェリフ氏がコンサルタントを務めるKOJ。正式名称がKoshu of Japanというこの団体は、山梨県ワイン酒造協同組合が甲州種ワインをEUに輸出する目的で、同県内の15ワイナリーによって結成された。
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| 満場の聴衆150人が来場 |
KOJは山梨県のサポートを得て2010年1月に英国ロンドンで甲州種の辛口白ワインのプロモーションを行った。日本料理店UMUで和食と甲州ワインを合わせる会が開かれ、先のロビンソン氏やマイケル・ブロードベント氏など21人のワインジャーナリストが招かれた。別なプロ向けの試飲会には130人以上が来場して好評だったという。
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| 三澤茂計氏 |
KOJ委員長を務める中央葡萄酒の三澤茂計(みさわしげかず)氏が挨拶に立ち、ロビンソン氏は以前から甲州種ワインの記事を書いていることなどを告げる。日本のワイン業界や愛好家そして報道関係者などが出席した会場では、世界市場の中で甲州ワインがどのように受け取られるか彼女の解説を固唾を飲んで待つ雰囲気である。2時間のセミナーは前半が講義、後半がテイスティングと質疑応答に充てられた。