日本に上陸した黒船ワイン
全国379か所のスーパー『西友』に、2008年のクリスマス頃から1本580円の白ワインが並んだ。飲んでみると、この値段とは信じられないフレッシュなアロマ。年末年始を挟むわずか3週間で1,500本も売れたこのワインこそ、ウォルマート社がもたらした、いうなれば
ワインの「黒船」である。
ウォルマートとは、アメリカを本拠地に各国でディスカウント店やスーパーを展開する世界最大級の企業で、
以前から段階的に西友の株を買い増し、昨年には完全子会社化した。こうしてウォルマート傘下で、西友は他の小売店よりも低い価格によってマーケットシェアを上げようと模索している。例えば、同じ商品について西友の店頭価格より他店チラシでの価格が安ければ、店頭で他店の価格に値引きするというサービスを打ち出して(酒など対象外の商品もある)注目されている。
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| 西友の店頭に並ぶ写真手前の「580円ワイン」。隣には780円ワインも登場 |
このように従来見られなかった試みのひとつとして西友は、
ウォルマートが英国にもつ子会社、アズダのワインを日本で発売した。『エクストラスペシャル』シリーズというプライベート・ブランド(一般に広く出回るブランド商品ではなく、限定された会社が販売する独自商品)で、アズダの商品の中でも、高品質が特長である。またプライベート・ブランド商品は販促・開発・営業のコストが省け、大幅な低価格化が可能となる。
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