中国茶関連情報

更新日:2001年11月11日

四序茶会-美しい手前

天仁茶藝基金会の林理事長が1990年に制定した茶会「四序茶会」。四季の移ろい、自然の秩序美を賞賛するお手前をご紹介しましょう。

さて、茶藝はまず、「幽蘭」という音楽がされ、香炉を持ったスタッフの入場から始まります。香炉が二つ中央のテーブルに設置されると、次に四人の茶人が登場します。季節にちなんで、主人がその時々の季節の席につくのですが、今回はメインが「秋」。でしから劉さんが秋の主人席に座ります。他の3名は、冬席に日本ではじめて陸羽茶藝中心で茶藝の師範(泡茶師)を取られた山田良美さん、同じく陸羽で茶藝初級資格を取得された三杉永子さん、そしてサロン・ディターフェルの生徒さんが茶人を勤めました。禰津さんは進行指示と司会。会場には、続いて「流水」「枯葉舞秋風」「梅花三弄」という曲が流されます。

春の席は文山包種茶、夏は東方美人、秋は桂花烏龍茶、そして冬は阿里山高山冬茶がそれぞれの茶人によって入れられます。秋の茶人の前に座った5人は先ず、秋の茶人の入れたお茶を飲みます。2煎目は、冬の茶人の入れたお茶を飲みます。秋の茶人は、 夏の茶人の席にいる客にお茶を振舞います。

茶人は特定の席で全てお茶を入れますが、他の席に茶を振舞うときには、中央に置かれたテーブルを中心に時計と反対回りで、4人揃って移動するという、とても面白いパフォーマンスがあり、四季の移ろいを示すのだそうです。
 

このようにして、この20名が4人の茶人によって入れられたそれぞれのお茶を、全て飲むことになります。茶を淹れ終わったら、テーブルの小さな花瓶をささげもって、客人に礼をし、退場します。

全体通して約30分ぐらいのパフォーマンス。お茶も結構美味しくて、なかなか良い見世物でした。流石に、台湾から招いた林さんのお弟子さんの劉さんの手さばきは、見事でした。

 
 
 



 ■ 関連お勧めサイト
   東方美人 相模大野の茶藝館


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平田 公一

書籍やセミナー講師などで幅広く活動中。

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