香港風みそラーメンとちゃんぽん風うどんの共通点は？　日清の香港・長崎風カップめん

高校の修学旅行は九州一周だったのですが、最終日に長崎に立ち寄ったとき、なぜか既視感に襲われたのでした。その後長崎旅行に行ったときも、知らず知らずのうちに旧長崎港線の廃線跡を歩き、旧長崎港駅から長崎駅まで行ってしまいました。その後、前世占いをやったら、私の前世は『アメリカの貿易商』なのだそうです。そこから考えると、長崎にいた貿易商だったのでしょうか。



唐突も無い書き出しで始まりましたが、今回は日清食品から発売された『香港風みそカップヌードル』と『どん兵衛　コクだしちゃんぽんうどん』を紹介いたします。最初は香港風みそカップヌードルだけを紹介する予定でした。しかし、前述の長崎旅行を思い出しましたら、「何か共通するものがあるのではないか？」と思いまして、両方いっしょに紹介する次第です。


旧・香港上海銀行長崎支店
(現・旧香港上海銀行長崎支店記念館・1991年6月筆者撮影)

どうして共通点があると思ったのかは上の写真です。この建物は長崎市にある旧・香港上海銀行長崎支店です。その昔、長崎は大陸への入口でありました。長崎と香港・上海はつながっていたのです。グラバー邸に代表される洋館が建ち並び、たくさんの外国人が滞在していた長崎の様子は香港や上海と同じだったのではないかと思います。そういえば、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』は長崎が舞台、ウィリアム・ホールデン主演の映画『慕情』は香港が舞台。どちらも現地の女性との『国境を超えた恋愛映画』、それも悲恋物です。私も中学三年生の時『慕情』を見て、恋愛に目覚めたのでした。