2/2 テコナベーグルワークス（代々木公園） [パン] All About

高橋さんの行きたい店、がコンセプト

黒板でその日のメニューがわかります。

3月1日からスタートするテーブル8席、カウンター4、5席のイートスペースでは、普段パン教室で出している料理や、高橋さんご自身のお気に入りのランチメニュー、マクロビオティックの要素を取り入れた料理やスイーツがいただけます。

それに添えられるのはベーグルではなく、ハード系を中心としたパン。ここは普通のベーグルショップやカフェとはちょっと違い、ベーグルはテイクアウトのみなのです。

そういうことはすべて、高橋さんがやってみたかったこと。

彼女は言います。「自分の通いたい教室を開く。自分の欲しい本をつくる。そして今度は自分の行きたい店。わたしのコンセプトはいつも”自分”なんですね」

テコナベーグルワークスのイートスペース

テコナベーグルワークスのイートスペースは、11時半から14時半までのランチタイムと15時からのカフェタイムで、一日に2種類のプレートが用意されます。

ランチプレート（1260円）はスープ、サイドディッシュ、6種のパン(スコーン1個含む）の盛り合わせ、デザートと飲みもので構成され、すべてではないけれどマクロビオティックの要素も取り入れられていたりして、野菜たっぷり。ゆくゆくはスープやサイドディッシュの種類を増やし、プリフィクスのスタイルにする予定だそうです。

左からマクロビオティックの料理とお菓子担当のふなびきいくこさん、店長の高井文さん、高橋雅子さん

白いお野菜、豆乳きなこスープ、トマトのファルシと切干大根サラダのサイドディッシュのランチプレート。

パンの盛り合わせ1切れずつ2人分。ここにあるのは4種類、他2種類は焼きたてが追加されました

この日のパン、左からリュスティック（クルミとフィグ）、バゲット（加水多めでモチモチ）、バゲット（チーズとコショウ）、カンパーニュ、パネトーネ（ドライイチゴとホワイトチョコ）

スコーン（イタリアンパセリとゴーダチーズ）は焼きたてを

高橋さんが「やってみたい」と思うことは、微量のイーストで長時間発酵のパンを焼く店や、パンの盛り合わせが魅力的なベーカリーカフェなど、おいしいパン屋さんへの憧れから生まれることもあるようです。すべてはおいしいパンを中心にして。その新しさと行動力にいつも、興味をひかれます。

「気持ちをこめて温度ある仕事をしたいと思っています」と高橋さんは言います。店のスタッフも皆、気持ちのいい笑顔で迎えてくれます。今までにないベーグルショップ、あるいはカフェ。テコナベーグルワークスは、ゆっくりつくられた家庭的なパンと、心のこもった小さな料理を堪能できる空間です。