パン/パン屋さん取材レポート(西日本)

セ・トレボン【福岡】

おいしいパンの向こうに素敵な職人さんの姿あり。福岡のセ・トレボンの大西かおりさんを取材しました。「パンは想い出に残ったり、想いが伝えられるもの」という彼女の仕事とパンをご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

福岡に行ったらぜひ、訪れてみたいと思っていたパン屋さんがありました。セ・トレボン。福岡に2店舗あるこの店を統括するパン職人の大西かおりさんと初めてお会いしたのは東京で、フランスのアルザスのパン職人さん達との食事会の席でした。昨秋日清製粉のパンレシピコンクールで再会。彼女は特別賞を受賞していました。

今回は大西さんがシェフを勤める福岡のセ・トレボンを、ご紹介します。

セ・トレボン浄水店

大西さんは今年で6年目を迎える平尾店(1号店)をベテランスタッフで固め、現在おもに浄水店(2号店)の厨房でパンを焼いています。浄水店には本格的な食事が楽しめるカフェが併設されています。カフェの詳細はこちらの記事をご覧ください。

ハード系中心の品揃え

壁沿いはヴィエノワズリ、ハード系、サンドイッチ。中央平台は調理パン、スイーツ系などバラエティに富んだラインナップ。

セ・トレボンのパンの中で、バゲットなどのハード系は全体の4~5割と高いほうです。 「パンを食事としてとるフランス本場のテイストに近づけたい。いろいろな素材が入っているものもいいけれど、パンそのものの味を楽しめるパン」という大西さん。まとまった休みがとれると大好きなフランスへ行き、製パン学校の短期コースや現地のパン屋さんでコツコツと修業を積んでいます。

バゲットだけで数種類。「ハード系のパンは福岡一」の声も聞く。男性の職人が焼いたようなイメージ。

次のページはそんなセ・トレボンのパンをご紹介します。
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