パン屋さん取材レポート

更新日:2006年07月11日

ブーランジュリー コパン【大泉学園】

ムッシュソレイユ、ユーハイム、ペルティエなどを経て独立した女性パン職人池田知嘉子さんのお店をレポート。毎日食べたい食パンやバゲットから焼菓子まで、どのパンにも温かい心と確かな職人技術を感じます。

有名店から独立、小さなパン屋さんオープン

ムッシュソレイユ、ユーハイムディーマイスター、ペルティエなどでパンを焼いてきた池田知嘉子さんが独立して、大泉学園にBoulangerie Copain(コパン)をオープンしました。

(左上)パンを焼く池田さん

(右上)クープをいれているところ

(中)バゲットナチュールとその断面

(下)バゲットの仲間たち。左からベーコンエピ、キントキ、バゲットセレアル

昨夏『おいしいパン屋さんのつくりかた』の取材で丸の内のユーハイムの志賀シェフのもとを訪れたとき、隣でスピーディにバゲットの成形をしていたのが池田さんでした。 コパンのバゲットは志賀シェフの低温長時間発酵のルセットを受け継いでいますが、クラストを薄めに、全体をほんの少し軽くしてあるそうです。 時代が変わり、店が変わり、つくる人が変わったとしても、 受け継がれていくそのスピリット。長時間発酵のバゲットとそのヴァリエーションはこの店でも人気です。

新作バゲットセレアルは雑穀の粒の食感がおいしいバゲット。池田さんがフランスで出合って感動したパンを再現しようと試行錯誤して生まれたものです。

わたしが気にいっているイギリスパンは普通のサイズとかわいいプチサイズがあります。何枚もいただく楽しみがあるプチ。ミミの好きな方にもおすすめです。

こうしたシンプルなパンはごまかしがききません。「良質の素材を使い、食べた人が幸せな気持ちになるようなパンを焼きたいと思っています」という池田さん。いつもお客さんの笑顔を思い浮かべながら焼いているのだそうです。そういうことが自然に伝わるのでしょう。店にはオープン前から短い行列ができ、それはお昼過ぎになっても途絶えることがありません。


(上)プチイギリスパン、イギリスパン
(左下)タルトバナーヌ、タルトポワール(右下)レーズンとくるみのスコーン

パン職人歴10年。途中洋菓子の修業をして菓子職人になることも考えたけれども、発酵の面白さに魅力を感じて、パン職人に。そんな池田さんはデニッシュのかわりにタルトやガトーバスク、サブレ、スコーンなどの焼き菓子をつくります。

次のページでも コパンのおいしいパンをいろいろご紹介しましょう。

一人で焼く量にあった大きさのショウケース。並ぶそばから売れていく。
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清水 美穂子

ブレッドジャーナリスト、フードコーディネーターなど、新聞、雑誌、書籍にて活動中。

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