パン屋さん取材レポート

更新日:2005年01月05日

NY人気店Ess-a-Bagel仕込み日本育ちの味 ベーグル専門店マルイチベーグル

ニューヨークで人気のEss-a-Bagelでベーグルに恋をした彼女は代々木上原で小さなベーグル専門店をOPENしました。一つ一つ大切に作られるその味が日本のベーグルファンの間で話題になっています。

パンをテーマにしたホームページの中でも活発なベーグルのサイトで、ベーグル好きの人による おいしいベーグルの情報は日々、頻繁に飛び交っています。
All About【パン】のベストパン★2004の人気投票で、ベスト20にもう少しでランクインするところだったベーグル専門店がありました。 それがマルイチベーグルでした。

ベーグル屋になる夢の実現


手前からPLAIN、SESAMI、POPPY、ONION

本格的なニューヨークの味と評判のマルイチベーグルは2004年8月にOPENしました。
ベーグルを作る稲木美穂さんがベーグル屋になりたいと思ってから、5年の月日が流れていました。

パンであってパンでないようなベーグルは、アメリカであってアメリカでないNYのようだ、とわたしはいつも思います。
ベーグル職人はパン職人とはその成り立ちが違うことが多く、作るものがベーグルひとつであるかわり、本場へのこだわりはパン屋が作るベーグルの何倍もあるようです。


次々焼きあがるベーグル。途絶えることのない客足。

観光で訪れたニューヨークでベーグルのとりこになってしまうという、ありがちな状況。
ニューヨーカーが一番美味しいと認める専門店、Ess-a-Bagelで、それは始まりました。 その時の印象を、稲木さんはこう語ります。

「そのベーグルは安い、おいしい、大きい。そしてみずみずしいベーグルという不思議な感覚を覚えました。」
帰国してからもその味は忘れられず、稲木さんは再びニューヨークへ、今度はベーグル屋を始める準備を目的に行くことになります。

ベーグル屋になることをクリアに想像してしまう自分に驚きつつ、その夢を親しい友人に話すと、誰もが本気で応援してくれる。 夢はさらに現実味を帯び、どんどん詳細に描くことができるようになってきて・・・

「人に聞いてもらいながら涙がどーっとあふれてきてしまいました。 何かをここまでやりたいと思ったことがなかったので、実現できてもできなくてもやってみて 納得しなくては人生終われないと思いました。 今思い返すと、涙を流していたのはベーグル屋になった自分の姿に恋していたんだと思います。」


サンドウィッチをその場で作ってくれる。

人は、本当にぴったりの仕事に出合うとそんなふうになるのだと思います。
コネクションもない外国で、ベーグルを教えてもらうまではただならなぬ苦労があったようですが、稲木さんは情熱でそれを乗り切りました。
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この記事の担当ガイド

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清水 美穂子

ブレッドジャーナリスト、フードコーディネーターなど、新聞、雑誌、書籍にて活動中。

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