ブレッドジャーナリスト、フードコーディネーターなど、新聞、雑誌、書籍にて活動中。
パン屋さん取材レポート
更新日:2004年09月22日
総面積4.5坪のベッカー・フジワラは、今まで取材した中で一番小さなパン屋さん。NOBU TOKYOでパティシエをしていたこともある藤原さんが今年OPENさせた小さな店の空間には、パンと洋菓子の広い世界がありました。
小さなパン屋さんの大きな可能性厨房と売場合わせて4.5坪、ひとが2人も入れば満員というベッカー・フジワラは2004年2月、池袋にOPENしたパン屋さん。 引き戸を開けると正面にパンの棚、右手には洋菓子のショウケース。その向こうから店主の藤原さんが手を伸ばしてパンを取ってくれます。 NOBU TOKYOでパティシエをしていた経験もある藤原さんは、お菓子も作ります。 小さな空間に洗練された世界が存在しているところが、きわめて東京的なパン屋さんです。
ベッカー・フジワラのパンと洋菓子藤原さんはポールボキューズでの製パン、何軒ものインストアベーカリーの開店立上げ経験の後、NOBU TOKYOへ。松久信幸シェフのもとで仕事をしたことは、素材の美味しさを大切にする考え方など、彼に大きな影響を及ぼすことになります。そして今年、ベッカー・フジワラを開業。
でも、取材中に訪れた年配のお客さんが「天然酵母のパンはない?」と尋ねられていました。ドイツパンにもリピーターはいるそうで、今後この町でどんなふうに食事パンが浸透していくのかは楽しみなところです。 藤原さんが今一番楽しさを感じるのは、お客さんがパンや店の作りに感激したり感心してくれる時だそうです。 わたしは訪れる誰もが、店とパンにある「らしさ」に心を動かされることと思います。ものを作るということに、こんなに広い可能性があるということにきっと気づかされるから。 取材の日には売り切れてしまっていましたが、フィユタージュ(パイ)が藤原さんのおすすめ。そろそろアップルパイの季節です。 洋菓子は予約注文のケーキの他、普段は素朴なプリンやシュークリーム、マカロンなどがあります。ブーブーという可愛い名前のダクワースはキャラメルシナモンクリーム入り。 パン屋さんでちょっとしたデザートも買えるというのは嬉しいものです。 藤原さんからメッセージをいただきました。 「池袋本町商店街は古くからの住人が多く温かい街なので、ちょっとさびれた感じの下町ではありますが、活気づけるためにもがんばってパンを焼いています。一度来店して気に入っていただけたら配送も承ります。ご来店をお待ちしています!」
■backer fujiwara(ベッカー・フジワラ)http://www.backerfujiwara.com 豊島区池袋本町3-1-1 TEL:03-3981-6540 営業時間:8時~20時 不定休 【関連サイト】 ガイドのパン屋取材レポート 東京のパン屋さん |
Amazon お取り寄せグルメランキング