関東・武蔵野うどん

更新日:2004年08月31日

おしぼり汁うどん 花坊  世田谷区経堂

路地裏に佇むうどん店だが珍しいおしぼりうどんが食べられる。


花坊 おしぼり汁うどん


にぎやかな小田急経堂駅前、農大通りから一つ路地を曲がると地味ながらもまじめにうどんに取り組む店が有る。
駅から2分のところにある花坊では東京では珍しいおしぼりうどんが食べられる。

おしぼり汁うどん


おしぼりうどんとは信州名産の辛味大根の絞り汁にうどんをつけて食べる郷土色豊かな食べ方である。つゆは痺れるほど辛い時もあるらしい。その汁に味噌を溶いたり、つけ汁を加えたりしてバリエーションが楽しめる。さっぱりとした後味のよさが魅力だ。そばの本場信州でのうどんの食べ方という点で興味深い。
一番初めは辛味大根の汁に何も入れずに食べてみる。大根の香りとさわやかな辛味が楽しめる。次に汁に味噌を溶きいれてみる。一度にたくさん入れないですこしづつ味を調えながらがお勧め。味噌の香りと甘さが加わり、素朴だがインパクトのある味になる。鰹節のきいた辛汁もついてくるからこれもブレンドすると3種の味が楽しめる。
少し行儀が悪いが蕎麦猪口をもう一つ所望すればめんつゆのストレートも楽しめる。でもこれは・・・禁手か?



●基本のもりうどん

花坊の基本メニューは京うどんだ。品の良い細打ちうどんの喉越しは特に夏には涼しさを演出してくれる。半透明のみずみずしい茹でたてのもりうどんは一種なまめかしい。一口すすると思わず顔がほころぶ。喉が喜ぶ抜群の喉越しである。
花坊と同じ銘柄の小麦粉を使っているお店があるのだが、かなり性格の違ううどんになっている。うどんの面白いところである。



●みずみずしい細打ちうどん

京うどんとなればやはりおダシのよさを味わいたい。温かいうどんで試せばやはりきつねうどんだろう。昆布と鰹節の風味と味醂の甘さが効いたダシは少し疲れた体に優しい。夏でも冷房で冷え気味の体調には嬉しい温かさかもしれない。胃にやさしそうなうどんとふっくらした油揚げの組み合わせは温かいうどんメニューの一押し。ゴボウと小エビのかき揚げが別皿でつくかき揚げうどんも人気。ささがきゴボウの香高い、さくさくのかき揚げはいつでも揚げたて。



●人気のかき揚げは別皿

気楽に立ち寄れる立地なので女性の一人客も目立つ。地元の人に愛される要素をたくさん持ったお店だ。店の内装がちょっと地味なのでお店としての華がないのがちょっと残念なのだが、外見にとらわれない実直なうどんは期待を裏切らない。

【花坊DATA】
東京都世田谷区経堂1-12-14 
Tel: 03-3706-1278
小田急経堂駅から徒歩2分。農大通り最初の角を左折右側
営業時間
11:30分頃~15:00頃
18:00から21:00頃
定休日 水曜日



●花坊

主なメニュー
もりうどん 735円
花坊うどん 735円 
おしぼりうどん 945円
かき揚げうどん 900円
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この記事の担当ガイド

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蓮見 壽

うどん研究家として講師をはじめ、書籍などの様々なメディアへ情報提供など活動中。独立行政法人 中小企業…

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