うどん/讃岐うどん

四国ファンに嬉しい情報館 せとうち旬彩館 かおりひめ

香川県と愛媛県がPRを目的としたアンテナショップをオープンさせた。連日四国の美味しいものや楽しいものを求める人々が押し寄せている。

執筆者:蓮見 壽

香川といえばさぬきうどん。愛媛といえばみかん。いや他にもたくさん美味しいものや工芸品などある。
JR新橋駅銀座口を下りたところにこの3月にオープンしたのが香川県と愛媛県が共同で出店したせとうち旬彩館。四国ファンには嬉しいお店だ。
1階は讃岐うどんをはじめとした香川と愛媛のの名産品、農産物、工芸品、民芸品など産地直送品が並ぶ物産店だ。





【やっぱり人気はさぬきうどん】

日持ちの良い半生麺をはじめとしてかなりの種類のうどんを用意している。用途に合わせていろいろ試してみると自分の好みがわかるかも。一口にさぬきうどんといってもいろいろある。食べ較べるのも一興。忘れてならない讃岐うどん用つゆの充実度。かけだし、ぶっかけだし、釜揚げ用だしと専用つゆが目をひく。





【こだわり醤油】

香川は醤油でも忘れられないブランドが多い。小豆島のマルキン忠勇が有名。鎌田醤油やかめびし醤油の各種だししょうゆ。淡口生醤油、濃口生醤油と種類が豊富。
マニアには心強い品揃えだ。なかなか買えない醤油の味を較べてみるのも楽しい。
かめびし醤油のだし醤油はちょっとお高いがしょうゆうどんにはぴったりのグレードの高い味が楽しめる。





醤油のついでに醤油まめもいろいろあるからこちらも嬉しい。空豆を色が黒くなるまで炒って調味料をあわせた甘辛醤油に漬け込んだ素朴な郷土料理だ。皮ごと食べますか?皮はむきますか?なかなか深い味わいのだ。



【じゃこ天】愛媛名物のてんぷらというか関東でいうところのさつま揚げ。すり身の魚を使った蒲鉾、さつま揚げの逸品。お酒も進むしうどんにも合う。鮮度の高いものが手に入るのは嬉しい限り。売り切れになることも多いとか。人気だ。





【伝統の砥部焼】
愛媛県伊予郡砥部町は有名な磁器生産地だ。周辺を含めると100軒近い窯元が集まる。厚手の質感と重量感のある磁器に藍色の絵付けがされているものが多い。うどんの丼としても使いやすく人気がある。すみたやま泉などで手にした方が多いのではないだろうか。旬彩館では丼をはじめ飯椀、コーヒーカップなど実用性の高い器がセレクトされている。





【かおりひめ】
2階は郷土・瀬戸内料理かおりひめというレストラン。その名前は香川の香かおり+愛媛のひめが埋め込まれている。公募による名前の選定らしい。店内では手打うどんをはじめとした香川、愛媛に由来するおいしいものが味わえる。もちろんうどんは店内で手打。鮮やかなすかし打ちがタイミングが良いと見られる。うどんは地粉のさぬきの夢2000を使ったものがメインのようだ。ざるや釜揚げが人気。伊予名物の鯛めし、新鮮な瀬戸内産魚介料理も人気だ。夜ともなるとサラリーマンのメッカ新橋の新名所として大変なにぎわいだ。もちろんお酒の後の締めはうどんである。

【香川・愛媛観光交流コーナー】
2階には観光案内スペースも設置されていて両県の観光スポットの紹介やパンフレット類も充実。気楽に相談に乗ってもらえそうだ。

各種地域色を盛り込んだイベントも盛りだくさんに企画されている。
本場のうどん屋店主による手打うどん講習会も開催された。講師は高松市の上原製麺所の上原氏、4月29日の講習風景。



【DATA】
せとうち旬彩館
105-0004港区新橋2-19-10蔵前工業会館 1階2階
電話03-3574-2028 FAX 03-3574-2029
営業時間 1階ショップ 午前10時より20時

かおりひめ
電話03-5537-2684
営業時間11時より23時

観光交流コーナー
営業時間10時より18時30分

せとうち旬彩館のサイト
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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