ラーメン/東京のラーメン

ラーメンにはまった米国人店主の新店!

映画「タンポポ」を見てラーメンにはまり、ラーメンを食べ歩いて、ついには店まで出してしまったという米国人。しかも自家製麺でウマイと言うから恐れ入る。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

2007年6月2日18時にオープンした新店。都内では毎月何十軒もの新店がオープンしている。しかし、この店が他の店と違っていたのは店主がアメリカ人だったのである。


▲個人的にお薦めの「塩ラーメン」700円


ラーメンにはまったアメリカ人が店主!

アイバンラーメン
▲しょうゆラーメン700円(チャーシュー、穂先メンマ、ネギ、のり)
店主のアイバンさんはニューヨーク生まれのれっきとしたアメリカ人である。それがラーメン映画の名作「タンポポ」を見て、ラーメンの魅力に取り憑かれ、東京にやってきてラーメンを食べまくったという。一度、ニューヨークに戻り、料理学校を卒業し、レストランで働くがラーメンの魅力を負けて、再び日本に戻ってくる。食べ歩くうちに自分で店を出すことを決意し、とうとう出店してしまったのだ。

しかも麺まで自家製で店の2階で自分で打っている。さらにラーメンとつけ麺とでは種類を変えて、2種類の麺を作っているのだからそのこだわりようは半端じゃない。

スープは鶏ベースで魚介ダシをブレンドするWスープ。そこに秘伝の野菜を使ったオリジナルのタレが効果を発揮しているようだ。


▲「チャーシュープレート」(バラ、モモ、肩ロース)500円


普通、ラーメン店で出すチャーシューは一種類である。しかしここではこのように3種類を用意。塩にはバラ肉を醤油には肩ロースを、そしてサイドメニューにはもも肉を使っている。しかも、「冷たいチャーシューは嫌い」という店主の考えから、スープで温めてから出してくれるから驚き!「チャーシューは冷たくてもスープに浸してから食べる」というこれまでの常識を覆してくれた。それも今流行りの「炙る」という方法ではなく・・・。恐るべし。


アイバンラーメン
▲しょうゆつけ麺 800円
つけ麺の味付けはサプライズ感はなく、やや普通だったが、麺はこれも自家製麺でラーメンとは違って中太麺。麺が入っている丼には下にすのこが敷いてある。とても米国人的発想ではなく、日本人以上に日本的かも。


サイドメニューやデザートも豊富で美味!

アイバンラーメン
▲豚ローストトマト飯 400円
さすが料理学校を出て、レストラン経験があるだけにサイドメニューも旨い。特にお薦めなのが豚ローストトマト飯。ご飯の量はそんなに多くないので大食漢には足らないかもしれないが、ローストトマトがシンプルながら味わい深いのだ。そこにモモ肉のほぐした物が加わって、一気に食いきってしまうほど。このローストトマトはまだ試してないがラーメンのトッピングにも合う気がする。

アイバンラーメン
▲自家製アイスクリーム 250円
ラーメンの後には、すっきりさっぱりのアイスクリームをどうぞ。これもまた自家製である。程良い酸味と甘さ控えめが食後にピッタリ。このアイスを食べ終えた後にもう一度、アイスを頼もうかと思ったほど。なかなかやりますねぇ~。

ぜひ、行列にならないうちに行ってみてください!


<店データ>
■アイバンラーメン
所在地:世田谷区南烏山3-24-7  
電話: 03-6750-5540
営業時間:月~土曜18:00-23:00、日曜12:00-15:00、18:00-20:00
定休日:水曜
地図:Yahoo!地図情報

お店のホームページ

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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