ラーメン/東京のラーメン

中野の「青葉」が他店に与える影響力とは?(2ページ目)

多くのラーメンランキングで1位を獲得している中野の「青葉」。食べた人達からの支持の高さももちろんだが、お店を出す人にとっての“目標”でもあり、大きな影響を与えている。それを紹介。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

次に「青葉インスパイア系」とはどういう意味なのか?
を紹介します。


多くの人に好かれた「青葉」の味は、食べる人だけに感動を与えただけじゃなかった。これからラーメン店を出そう、と考えている人にも大きな影響を与えたのである。「青葉」の味を目指し、あるいは「青葉」に刺激を受けてお店を出した人が続々と登場するのである。それらのお店を「青葉インスパイア系」と呼んでいる。

「青葉」には、支店が3軒ある。これらは紛れもなく“支店”なので、まさしく「青葉」の味であり、そこから逸脱することはできない。現時点ではメニューも全く同じである。しかし「青葉インスパイア系」の店は、修行したわけでもなく、支店でも暖簾分けでもない。店主と知り合いでない場合がほとんどである。

そこが面白いところでそれらの店は「青葉」の味にしばられることはないし、そんな義務もない。だから、徐々に変化していき、パッと見、その影響すらわからなくなる場合すらある。オリジナリティが加わり、そのほとんどはいい方向に進化していると思われる。

この「青葉インスパイア系」は、今後もどんどん増えていきそうな気配がある。以下に私の知っている範囲での「青葉インスパイア系」をあげておく。ただし、そのほとんどが今では変わっているので食べに行く場合は、そのつもりで考えて欲しい。

●開店当初はよく似ていた店:斑鳩@九段下、奥村屋@松戸、和鉄@蒲田、太陽堂@西立川、傾奇者@武蔵境、辰巳や@野方、いまむら@上大岡
●多少参考にしたと思われる店:古武士@新宿三丁目、頑者@本川越
■これが「斑鳩」の特製らー麺■
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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