フレンチ/東京のビストロ

キャスクルート(目黒)

もう14年も営業を続ける賑やかなレストラン、キャスクルート。若きシェフ荻野氏の繰り出す豪快な料理はますますパワーアップしつつもまだまだ成長の予感たっぷり。まさに活きているレストランです。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

目黒と言えば

目黒と言えば秋刀魚。秋刀魚と言えば気仙沼、気仙沼と言えばフカヒレ鮨と気仙語。都営三田線で目黒に向かう途中、オチもないそんなことを思い浮かべながら真新しい駅の外に出た。

キャスクルートはアパートメントが立ち並ぶ一角で、もう93年3月20日開店14年以上も前から営業を続けている歴史あるレストラン。店名はフランス語ではサンドイッチや軽食という意味だが、On vas casse-crouter 仲間と賑やかに楽しい時間を過ごそう、という意味でも使われることがあるようだ。

以前友人から紹介されて、気にはなっていたのだがなかなか出掛ける機会がなかったのだ。ちなみにその友人は宮坂あづささんと言って現在は長野県岡谷市にて「あーちゃんのベーグル屋さん」を開店。無添加ながらとてつもなく美味しいベーグルをネットで販売中だが全国から集まる注文に生産が追いつかず、嬉しい悲鳴を上げているようだ。で、彼女の叔父様が経営するのが銀座の「画廊宮坂」。ここは以前ガイド記事でご紹介したマリー・ジェンヌの入っているビルの上になり、宮坂さんとはこのビストロで偶然お会いしたという次第。

さて、目黒に戻ろう。
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