最後にデザートワインを
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| ワインを見つめながら香りの変化をじっくり味わいたい |
コルトン・シャルルマーニュのようにシャルドネ種の葡萄を使った白ワインは、いい状態で10年程度熟成しているとしたら、開けたてのシャープで樽の香りが効いた風味にまず驚くだろう。そして前菜や魚料理に合わせて魔法のように香りや味わいを変えてくるに違いない。さらに段々と口当たりが良くなり甘さが増してくるはずだ。熟成したシャルドネの真骨頂は食事が続く限り続くことを覚えておきたい。
さあ、ここで大切なのはワインの香りに心地良く浸り、デザートにたどり着いた時にコーヒーやエスプレッソで酔いを醒ましてはいけない、ということ。
「一緒に
デザートワインを」というひと言をソムリエに伝えたい。そのひと言でソムリエのプロフェッショナリズムが再燃するはずである。
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| 最後は甘口ワインで心地良く |
デザートワインというと一昔前はボルドーの
ソーテルヌが代名詞だったかも知れない。シャトー・ディケムの妖艶なセメダインの香りでくらっとした経験をお持ちの方も多いはず。しかしその
値段もくらっとくるものであることだけは間違いない。しかしながら最近は
ロワール地方でも素晴らしい甘口白ワインを作るところが出てきた。ソーテルヌほど強さと余韻はないものの、後味は比較的さっぱりとしつつもその分エレガントさを感じさせるものが見られるようになった。葡萄の品種はシュナン・ブラン。ワインの名前で言うと
ヴーヴレあたりか。覚える必要もないが、知っていても損はない。
「
ロワールのデザートワインとかありませんか?」
そのひと言でソーテルヌに手を掛けようとしていたソムリエに、「おっと、この方なかなかではないか」と思われること間違いなしである。
白ワインは赤ワイン以上に奥が深い。緩やかに変化するコルトン・シャルルマーニュの味わいと香りからロワールの甘口白ワインへの瞬間移動。男が女の腕を取って抱きすくめる瞬間かも知れない。
かつて貴族が宮廷内で繰り広げていたエロティックな酒宴的気分が時代を超えて21世紀の今日へと繋がっているのである。