究極の白ワインを
フランス料理がハレの日の料理だとしたら、男女の仲を溶け込ませる一番効果的な道具はワインだろう。「
男の本能を操る料理」という記事でも書いたが、
フォアグラや
トリュフなどはフランス革命以前の宮廷料理の時代から
男女の艶を彩ってきたに違いないからだ。そしてさらにワインという誰しもを確実に酔わせるお酒が存在することも見逃せない。
静謐なシャンパーニュの泡は女性の手元を煌かす。高貴な白ワインは時間と共に感じるであろう香りと味わいの変化で心地良い眩暈呼び起こす。そして妖艶な赤ワインではもはや目の前の人と溶け合いたいという気分に誘う。
ワイン選びは男にとっていつの時代もやっかいなものだ。ただ酔うだけなら技術は要らない。しかし、男50代、ここでひとつ、目の前の女性にいつもと違った酔い方をしてもらおうではないか。
キーワードは2つの白ワイン
 |
| Vergetのシャルルマーニュをぜひ見つけたい |
ワイン選びに自信がなければ、レストランに早めに着いてワインリストを見る振りをしながら、ソムリエに相談を持ちかけるといい。開店後の早い時間のソムリエは、比較的暇なのである。こちらから投げかけるテーマは、80年代から90年代のブルゴーニュのシャルドネだ。コルトン・シャルルマーニュ、ムルソー、ピュリニイ・モンラシエ、シャサーニュ・モンラシエなどが挙げられるが、それぞれ畑の格付けなどがあるためわかりずらいことが多い。
しかしその中で
コルトン・シャルルマーニュはそれ単独で白ワインだけのグランクリュ。ネーミングもいい響きではないか。8世紀から9世紀にかけてヨーロッパの大部分を支配した西ローマ帝国の皇帝、シャルルマーニュ大帝が愛したワインと言うだけでさり気ない薀蓄となる。因みに値段は2万円前後でオンリストされていれば買いであろう。
「いい感じで熟成したコルトン・シャルルマーニュはありませんか?」
このひと言がこれからの時間を大きく変えていく。これが、1つ目のワインだ。
次ページでは、デザートワインの効力をご説明します>>