日曜のディナータイムに私以外誰もお客がいなかったのだ !!
とは言っても、そう驚くことでもない。

そう、エリック・クラプトンのコンサートをたった一人で見ているような、そんな雰囲気である。
ものさみしいとか、そういうものを通り越したしまっている。ただ黙々と料理を創作するシェフ。私が一人だったせいか会話の糸口を掴みきれないサービス。料理が出ると一気に平らげるがそれ以外はぼーっとしている私。とても不思議だが、それなりに和む時間がゆっくりと流れる。
確かに楽しい時間のスパイスとなる賑やかさが足りないが、これは仕方がない。

開店して間もないレストランは、最初のうちは友人知人が食事に来たりして賑わいをみせるものだ。しかしその後がたいへん。タイミングよく雑誌や新聞に出ればいいが、一気に繁盛店になることは極めて稀だ。丸ビルに巨大資本をバックにつけて営業するのとは訳が違う。地道にこつこつとお客のハートを掴んでいかなくてはならない。未だに超人気店であるキノシタの跡地に店を構えたことは、たまたま偶然なのかはわからない。
どうしても
キノシタの印象が強く何かにつけて比較してしまうのだが、キノシタも開店当初は空いていたと聞く。ラ・カスケットも主張のはっきりとしたダイナミックな料理と、てきぱきとしたサービスがあれば、今に予約の取れないレストランになるに違いない。
と書いているうちに、また食事に出掛けたくなり、今度はちゃんと予約の電話を入れた。久しぶりに会ったルカ氏にはいいレストランを教えてもらった。
さあ、読者の皆さん、
食事に出掛けるなら今のうちかも知れない。
PS.その後再訪したが、その時は半数近く席が埋まり、素晴らしい料理を再度楽しめたことは言うまでもない。
ラ・カスケット
渋谷区初台1-9-7 初台T&Tビル1F
03-3376-8655
ランチ 12:00~14:00ラストオーダー
ディナー18:00~21:30ラストオーダー
水休
予算は3700円のコースとグラスシャンパーニュ、6000円のワインをオーダーした場合、2人で16000円程度。サービス料はない。