大崎駅から昔ながらの道を歩く
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| この道の先に細くなった一方通行の道がある。それが「六厘舎」への道である。 |
このところオールアバウトプロデューサーEくんとの散歩が続いたせいで、すっかり自分の散歩をすることを忘れていた。ふと思いついたのは、大崎である。
Eくんが散歩のときにしきりに言っていた「六厘舎(ろくりんしゃ)」というつけめんのお店のことが頭から離れないのだ。
「六厘舎」というのは大崎にある東京でもいちばん行列が長いとされているラーメン店である。
JR大崎駅からの散歩は何度か行ったことがあるが、ここからの散歩コースは実に多彩で楽しい。
東口から南に行けばすぐに旧東海道の北品川などに出ることができるし、
北へ行き、目黒川沿いの散歩もできれば、戸越銀座なども近い。
それ以上に、近年大崎駅周辺は再開発が進み複合施設などが建設されていて、この中を歩くだけでも楽しい。
というわけで、大崎駅に降り立ったのは、金曜日の午前10時半。
整備の進んだ広い道の先に古いまま残っている道がある。そこを進むと六厘舎があるはずだ。
大人2人が両手を広げればいっぱいの道幅
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| 坂をのぼるかんじで、長い道が続いている。 |
江戸時代の切絵図を開いてみれば、今の大崎1丁目あたりに大崎村という表記がある。田と畑だけの地域だ。
現在は大崎ニューシティ、ゲートシティ大崎といった複合施設がある大崎駅周辺だが、江戸時代には田園地帯だったようだ。
さきほど入った道をずっと坂をのぼりながら進む。道幅は大人2人が両手を広げればいっぱいである。
僕はこれくらいの幅の道を歩くのが好きだ。
しかも車は一方通行だから一方さえ気をつけていればいい。
百反通りにあった「六厘舎」
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| 百反通りに「六厘舎」を発見。しかし、そこにはすでに行列が…。 |
坂をのぼっていくと少し広い道に出る。それが「百反通りだ」。品川区が建てた坂の案内板がある。これがなかなかいいデザインである。そこに「百反坂」の説明が載っている。それによれば、
現在「ひゃくたんざか」と呼ばれている坂は、古くは「ひゃくだんさか」と呼ばれていた。
このあたりは、目黒川に向かって傾斜している台地の端にあたり、
その傾斜が段々になっていることから名づけられたという。
「百」とは、「数が多いこと」を意味することばで、「段々が多いこと」から「百段」になり、
のちに「百反」に転化したものと考えられている。
そして、その百反通りに面したところに「六厘舎」はあった。
時刻は10時40分。すでに十数名が並んでいる。
数えてみると16番目であった。
行列は1番、2番、3番と書かれた三角コーンのところへ並ぶようになっている。
僕は2番の2番目。持ってきた文庫本を読み始める。
朝は曇りだったので、きょうは行列日和だと思って出掛けたが、時折日が差す。
しばらくするとずーっと日が差している。汗がしたたる。
と、見ればもう2番目のコーンのところにも人がいっぱいで、3番目のコーンのところにも人が並び始めている。
12人ずつ中に入れられる
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| 真ん中の建物が「六厘舎」。右側にある坂道を大崎駅からやってきた。左側の道には1番、その向かいは2番、手前の舗道が3番の行列。 |
考えてみれば行列に並ぶのもずっと外で立っているという点では散歩のひとつのような気がしてきた。オープンの11時半より少し前になると店の人がメニューを持って、注文の取りに来てくれる。12番目の人まで注文を聞かれ、いよいよ11時半にシャッターが開いてオープン!
これまで動かなかった行列がどっと前に進み、僕は前から4番目となり、椅子のあるところに座れた。
ほどなく店員がメニューを持って注文にきてくれる。
僕は「つけめん」850円に「豚ほぐし」150円を注文。
11時50分にようやく中に入ることができた。昼ご飯としてはちょうどいい時間帯か。
店内は三味線が流れ、元気のいい店員さんたちが迎えてくれる。前の人から奥へ入っていく。
さて、いよいよ「つけめん」と対面だ!
というわけで、「六厘舎」のつけめんは