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クワッドフィンの特徴とは?初心者にもわかりやすく解説

サーフィンで最もよく使われているのは3本フィンの付いたトライフィンですが、今回はトッププロや多くのサーファーから注目されてる「クワッドフィン」(4フィン)をご紹介します。初心者にもわかりやすい、クワッドフィンの特徴やメリットをまとめました。

執筆者:田村 隆之

<目次>
 

クワッドフィンとは? サーフボードの特徴

クワッドフィンの特徴はフィンが4本付いているところ

クワッドフィンの特徴はフィンが4本付いているところ

クワッドフィンとは、サーフボードのボトムに4本のフィンが付いたものを指していいます(スキー場のリフトでもクワッドリフトは4人乗りですね)。

センターフィンがなく、サイドフィンが2本並んで立っている形状になっています(右画像参照)。細かいフィンの位置や角度は、サーフボードのメーカーによって微妙にセッティングが違います。交換可能なフィンシステムでは、様々なフィンを使うことにより1枚のサーフボードで違った動きを味わえたりもします。これはトライフィン(3本)と同じです。

クワッドフィンにどんなフィンを付ければいいかは、サーフボードを購入したサーフショップの店員さんに相談するのが、いいでしょう。きっと丁寧に教えてくれると思います。
 

特徴1 クワッドフィンはテイクオフが早い?

テイクオフがとても早く、出だしがよいクワッドフィン

テイクオフがとても早く、出だしがよいクワッドフィン

クワッドフィンは、テイクオフへの移行スピードをとても早く感じることができると評判です。ガイドも実際、普段トライフィンで乗っているスペック(長さ、幅、厚みなど)に近しいクワッドフィンで試してみました。結論は、テイクオフがとてもスムース。出だし(滑り出し)も同様に滑らかでした。
 

特徴2 クワッドフィンはサーフボードを動かしやすい?

ターンが簡単に出来て、乗りやすい

ターンが簡単に出来て、乗りやすい

サーフボードを回転させる軸が、クワッドフィンはテール側にあります。ターンするときに、サイドの2本フィンがしっかりと軸になってくれ、きれいなターンが簡単に、しかもスムースに出来るように感じます。センターフィンがないので、テールが横滑りしてしまうかと思いがちですが、2本のフィンでしっかりとドライブしてくれるので、フィンが抜けてしまうようなこともほとんどないと思います(フィンの形、大きさで変わると思いますが)。

細かい小さめのターンもしやすく、サーフボードをしごいて走りたいセクションも、トライフィンよりも楽に抜けて行けるように感じました。グングン加速してくれる感じですね。
 

特徴3 クワッドフィンのボードはオンショアでも乗れる?

もちろん問題なく乗れました。これは逆に細かく反応が良いクワッドフィンは、さらに乗りやすく感じました。サーフボードの形状にもよるとは思いますが、様々なコンディションで使用できるのでは?

様々なプロサーファーやシェイパーにクワッドフィンの評価を訪ねたところ、「ターンがしやすく、動かしやすく、早い」という答えが多く、悪い評価はありませんでした。ただ理解して頂きたいのは、今回はガイドが感じたイメージです。メーカー、サーフボードのデザイン、フィンの大きさ、位置、テールの形などで全く異なった動きをするクワッドフィンもあるかと思います。「絶対にこう」ということはないのでご理解ください。

クワッドフィンは、わざわざ乗り方を変えて乗る必要もなく乗る人も選ばないでしょう。どうしてもテイクオフして横になかなか行きにくい、ターンが上手に出来ない、もっともっとスピードに乗りたい、なんてサーファーは、ぜひ試してみてください。いいきっかけ、レベルアップに繋がるかも知れませんから。

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