テニス

注目のジュニアテニス選手「山外涼月」とは

見た瞬間、スピード感に釘づけになる山外涼月(やまそと あき)は16歳の女子テニス選手。「応援してくれる人が喜んでくれるようなテニスがしたい」と語る山外涼月の魅力と強さの秘密に迫る。

執筆者:吉川 敦文

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見た瞬間、そのスピード感に釘づけになる選手がいる。1991年生まれ現在16歳の山外涼月(やまそと あき)だ。今年2008年に入り世界ジュニアテニスランキングを急上昇させ、2008年4月には49位へ。現在日本人としては、奈良くるみの21位に次ぐ第2位と好位置につけている。この気になる選手、山外涼月を今回は徹底紹介していきます。

周囲が認めるスピード感あふれるテニス

山外涼月
山外涼月はテニスを始めたころから、そのスピード感を徹底して作り上げてきた
山外涼月は果敢にネットプレーに挑む。流れるように前にと向かうスピードは、滝のように相手に迫る。この周囲が認めるスピード感は、小さいころから行ってきたネットプレーに支えられ、応援をしてくれる人への想いが前に出る姿勢を作り出している。

小学生女子選手がサーブ&ボレーを行うことはめったにないが、彼女は昔からこだわってきた。養ってきたネットプレーに対する感覚と自信のおかげで、ネットでの勝負は恐れない。よって、短いボールに対する判断が飛び抜けて早い。躊躇なくネットへと向かえるのだ。

とはいえ攻撃的なこのプレースタイルは、リスクを恐れていると成功しなくなる。ここで山外涼月を支えているのは、「見てくれる人がいるから恥ずかしいテニスはできない」という想い。その気持ちを携えプレーをしていると、自然とテニスにスピード感が生まれてくるのだという。「応援は本当に力になりますね。楽しかった、また観に来たい、また応援したいって思っていただけるとうれしいです」と真摯に語る。

周囲への心遣いが山外のテニスを強める

山外涼月
コート上の激しさと、コートを離れたときの優しさのギャップも魅力
今年2008年の目標を尋ねると、山外涼月は少し考えてから「すべてに対して大人になりたい」とはっきりと答えた。結果目標も当然持っているであろうが、彼女が1番明快に答えたのはそこだった。テニス選手として、コートの外でも恥ずかしくない生活を心がけたいとのことだ。これはプロへの心構えであり、テニス対する真摯な気持ちであろう。

山外涼月は、周囲の人をとても大切にする。「私には弟もいて、両親は二人のために一生懸命になってくれている。その分、喜んでもらいたい」と家族を想う。また、「私のためにコーチは時間をさいてくれて、苦しいとき、悩んでるときに一生懸命になってくれる。私を上手にコントロールしてくれている。感謝しています」と志津テニスクラブの木本知コーチへの感謝も口にする。

そんな人間性を木本知コーチは、「誰とでもフレンドリーに意思疎通することができる明るさを持っている。なんでも追求する性格で、良いと思ったものにはとことん取り組む性格」と説明し、「その根っこにあるフレンドリーな性格を生かし、人に愛されるテニスプレーヤーになってほしい」と願う。

勝負の世界にいるからこそコートの中と外を分けられる人間力あるテニスプレーヤーになる、というのが二人が共通で大切にしていることのようだ。

>>最近の好調の理由、そして今後の予定>>

更新日:2008年04月08日

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