ゴルフ/ゴルフ関連情報

石川遼、10代賞金王の可能性はあるか?

すでに今季ツアー2勝。海外メジャーにも参戦し、その進化は止まる事を知らない石川遼選手。現実味を帯びてきた10代での賞金王の可能性を探ります。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

石川遼、早くも今季2勝目!

石川遼選手が、トーナメントで使用するヨネックスの「NANO V NEXTAGE TYPE430 ドライバー」。石川選手と同じシャフトも受注生産で装着可能
7月30日から8月2日、北海道小樽カントリークラブで行われたサンクロレラクラシックで、石川遼選手が今季2勝目となる優勝を果たしました。初日からトップを守り続けての完全優勝で、石川選手は17歳にして早くもツアー通算4勝。昨年2008年までは、プロの大会で高校生である彼がどれだけ通用するか?というところに関心が集中していましたが、もはや完全に日本トッププレーヤーとしての地位を確立したといえるでしょう。

石川選手は、これで賞金ランキング2位に浮上。現在、1位は賞金王獲得5回を誇る日本の第1人者、片山晋呉選手です。片山選手の賞金額には、今年のマスターズ4位での賞金が加算されており、国内ツアーのみでの賞金に限っていえば、石川選手は現在ダントツの1位。高額賞金の試合が続く、後半戦の出来如何によっては、史上初の10代賞金王の可能性も高くなりました。

今年前半戦のツアーは、有力なプレーヤーの成績がそれほど良くありません。賞金王経験者の谷口徹選手や日本ツアーに復帰した丸山茂樹選手、近年ブレイクを果たした矢野東選手、谷原秀人選手等もまだ優勝がない状況。後半戦の巻き返しも十分期待できますが、前半戦のアドバンテージは小さくありません。

今年、日本プロゴルフ選手権で優勝した池田勇太選手、全英で活躍した久保谷健一選手、全米プロにも出場した藤田寛之選手など、好調の選手がこれからさらに成績を伸ばしてくると、実際に賞金王レースで石川選手のライバルになる可能性が高そうです。

賞金王を狙うにあたり、石川選手の最大の強敵になりそうなのが、現在平均ストローク1位のブレンダン・ジョーンズ選手。サンクロレラクラシックでも石川選手と最終ホールまでもつれる激闘を演じたジョーンズ選手は、優勝がないにも関わらず賞金ランク現在2位。石川選手をしのぐほどの飛ばし屋でもあり、後半戦最大のライバルになるでしょう。

>>石川遼、賞金王獲得の可能性は?>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます