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更新日:2009年02月26日

夢を叶えたプロレス・アナウンサー(4)

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プロレスを誰よりも愛し、古舘伊知郎に憧れたフリーアナウンサー・清野茂樹。インタビュー続編は、プロレスを愛す清野アナならではと言える、数々の深いこだわりをご紹介!

文章:川頭 広卓(All About「プロレス」旧ガイド)

“棚橋選手とは近いうちに話し合いたい”

プロレスを誰よりも愛し、古舘伊知郎に憧れた少年時代を経て、現在は新日本プロレスや総合格闘技イベントDEEPなどの実況を務める、まさに“夢を叶えたアナウンサー”清野茂樹インタビューシリーズ続編——。
インタビュー(1)(2)(3)

——他にもあるんですか?

「あとは、例えば、猪木さんがやる後頭部を蹴る技・・・」

——延髄斬り(延髄蹴り)ですね。

「あれも、猪木さんがやるから延髄斬りなんですね。当時の古舘さんも猪木さん以外がやる場合は、ジャンピングハイキックだとおっしゃっていたんです。で、猪木さんは今は現役ではないので、僕は延髄斬りという言葉は一回も発してないですよね」

——こだわっていますね。

「あれを見て、延髄斬りというのはいかがなものか。それこそプロレス大百科の受け売りにはならないように心がけてます。当然、卍固めも同じですよね。あれも猪木さんがやるから卍固めであって・・・」

——オクトバスホールド?

「そうです。他の人がやったら、とりあえず、オクトバスホールドかな。今だったら、永田選手がやりますけど、やっぱり延髄は、ジャンピングハイキックって言ってますよ」

——しかしながら、大技が氾濫しているプロレス界。困ることなんかもあるのではないですか?

「やっぱり前座からオリジナルホールドがいっぱいなので技の名前を覚えるのはたいへんです。それから、反対に全日本が発祥の技が出たときは考えますね。

例えば、最近は中邑真輔選手やカール・アンダーソンという外人選手がよく使うのが、菊地毅選手オリジナルの“ゼロ戦キック”。でも、あのネーミングって菊地選手の日の丸タイツと特攻精神に由来しているわけで、今の新日本プロレスでゼロ戦キックというのは抵抗があります。

で、ある時、中邑選手本人に“新日本でゼロ戦キックと実況するのはナンセンスですよね?”って訊いたら、中邑選手もプロレスマニアだから“じゃあ、レッグラリアートでいきましょう!”と逆提案してくれまして、そこからは実況ではレッグラリアートと言ってます。

本人公認だから使いやすいですよ。だから、できれば棚橋弘至選手のテキサスクローバーホールドも近いうちに本人と話し合いたいです(笑)」

——ただの“四葉固め”とか、そんな名前にしないといけませんね。

「プロレスって歴史が大事じゃないですか?例えば、棚橋選手がテリー・ファンクに弟子入りして、教えて貰ったんなら分かりますが、そうではないですから」

——正直、ここまでこだわりを持ったプロレスアナウンサーがいらっしゃるとは思いませんでした。

「必要ないかもしれませんけどね。あとは、タイガーマスクがやる技で、ロープを使ったレイ・ミステリオがやる619をやるんですが、テレビ朝日のアナウンサーさんはタイガーの時も619と表現されていたんですね。でも、もっといい言い方があるんじゃないかなと」

(執筆者:川頭 広卓)

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