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更新日:2007年08月05日

“brother”YASSHI金網へ 挑戦の真意

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“brother”YASSHIが総合格闘技の試合に出場を果たす。プロレスラーとして、そのステータスを着実に上げている今、敢えてハイリスクな闘いに挑むのはなぜか?その真意を聞いた。

文章:川頭 広卓(All About「プロレス」旧ガイド)

YASSHIが金網へ!?その真意を聞く

誰もが驚いたYASSHIの総合金網出陣は、プロレスも格闘技も関係ない、一個人としての新たなる挑戦だった
“プロレスラーが総合格闘技のリングへ”

かつて幾度も耳にした言葉だ。この一言に胸をときめかせ、期待をかけ、喜び、悲しんだ者は数知れず。遡れば、このハイリスクな挑戦によって、業界の運命すら変えられてしまったこともあった。

1997年、第1回PRIDEで行われた高田延彦vsヒクソン・グレイシー戦がそれに当たるのだろう。これまで“最強”を呼び名としていた高田の敗戦は、多くのプロレスファンにショックを与えたばかりか、日本のプロレスマットから“勝負論”を希薄なものへと追いやった。これらは、プロレスと格闘技に暗黙の優劣をつけ、延いてはプロレス人気大幅低下の一因になったとさえ言われている。

その後も、プロレスラーによる格闘技への挑戦は、イベントプロモーターによる、レスラーのネームバリューを利用した話題作りに終始するケースが多く、当時は、集客する訴求ターゲットがプロレスファンであったがために、極論すれば客寄せパンダという印象を拭えなかった。

しかし、かつての流れに相反し、プロレス界で培われた抜群のネームバリューを一切利用することなく、あくまで一個人の挑戦に拘り、総合格闘技のリング、いや、金網へと入る男がいる。

“brother”YASSHIだ。

YASSHIはエルドラド、全日本プロレス、新日本プロレスを主戦場に、独特ながらも愛嬌のあるヒールキャラクターとして成長。インサイドワーク抜群の試合運び、受けの巧さ、絶妙なマイクアピールも加わり、2006年8月には全日本プロレスの両国国技館大会で、観戦に訪れた森喜朗元首相をマイクで侮辱、更には場外乱闘に巻き込むことで、一躍その名を世間に轟かせた。

現在も、日本国内の主要団体のリングを股に掛け活躍。業界を代表するレスラーの一人へ、着実に実績を積んでいる。それでも、YASSHIは、8月11日(土)愛知県体育館で開催される八角形金網リングを使用した格闘技イベント『HEAT4 MEGA BATTLE HEAT from Nagoya』に参戦を果たすという。

対戦相手は、昨年の修斗・全日本選手権ミドル級優勝を果たした久米鷹介。ネームバリューこそないが、若き実力者。話題性だけを考えれば、非常に地味な相手であり、尚且つ、リスクも高い。だが、そんな表面的な話題作りとは掛け離れた、YASSHIの目的がそこにはある。

YASSHIの新たな挑戦、その真意を聞いた。

(執筆者:川頭 広卓)

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