K-1・PRIDE・格闘技関連情報

更新日:2004年07月22日

エースの引退発言、判定誤審問題MAXの危機を分析 魔娑斗陥落、どうなるMAX?(下)

編集部 All About 写真

魔裟斗の敗退によって“K-1最後の砦”MAXの隠された問題点が一気に噴出した。物議を醸した延長戦問題や、エース魔裟斗の引退発言の深層などを徹底分析。

文章:井田 英登(All About「K-1・PRIDE・格闘技」旧ガイド)
【前編】衝撃の魔娑斗陥落!へもどる

誤審問題の“動機”検証をブラックボックスにするな!

すでに魔裟斗は、早期引退を一回大会前に撤回している立場であり、普通ならば10月に予定されるMAXのワンマッチ大会での復帰に照準を絞って来ると考えるべきであろう。

だが、この圧倒的な内容の決勝戦でK-1審判団は、プアーカオの圧勝と言える試合内容に対して、ドロー二者というあり得ないスコアを提出、延長判定をくだしてしまったのだ。>後に誤審として覆されるこの意味不明のドタバタ劇は、ファンの信頼だけでなく、魔裟斗自身の張り詰めたテンションを大いに萎えさせるような事件であったように思えてならない。

魔裟斗vsプアカーオ
実際にリングの上でこの試合を“差違えた”のは角田審判団長だった
後日、角田審判団長はこの判定に「試合後の競技役員による検証を待つまでも無く、この判定がミスジャッジングである事は明らかで、本戦終了時点でブアカーオ選手が試合を支配し、勝者となるべきであって、延長戦は行う必要のないものであったと認識しております」という談話を出し、判定に関わったジャッジニ名に減棒と資格停止の厳しい処分を行っている。

だが、この件は、それで片付くほど軽々しい問題ではない。
なぜなら、角田審議プロデューサーの発表には肝心の「なぜ」が一切触れられていないからだ。この判定が「誤審」だったと認めるのは当然勇気ある行為である。K-1の競技面の公平性を守るために、その事実を認めようとした角田氏と関係者の勇気は認めねばなるまい。

しかし、その検証をするうえで、欠け落ちているのは、公平を旨とする二者審判が「なぜ」圧倒的に不利であった魔娑斗に、ドローもしくは勝利という評価を与えてしまったかという「原因」の追求である。一人のジャッジの印象面での誤審ならまだしもわかる。しかし同時に二人の審判が、同じ方向性で誤審を行ったという行為は偶然や事故ではありえない。そこに共通する「興行上の主人公を負けさせては不味い」という認識があり、それを容認してしまう空気が運営側全体あったという事を意味するのではないか?

リング上の情勢は誰が見ても明らかであり、「誤審」といったあまっちょろいものが入り込む余地はなかったといえる。延長判定が告げられた時に、プアーカオは露骨にカオをゆがめたし、本来“救済”を受けたはずの魔娑斗にしても喜びを微塵も感じさせない硬い表情を見せるなったのではないのか。

ならば、それは「誤審」ではない。
確信犯的な競技操作であり、興行に有利な結果を作為的に導き出すイカサマでしかない。
結果的に延長ラウンドでも魔娑斗の攻勢が無く、勝負は再び判定にゆだねられた。

この延長ラウンドではさらにプアーカオの優勢が明らかになっただけで、これ以上の贔屓は許されない空気になったからこそ「しぶしぶ」プアーカオに勝利が与えられた。

(執筆者:井田 英登)

1 2
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

この記事の担当ガイド

写真

編集部 All About

住まいには、人の個性がよく現れるもの。同じ空間をどのように使うかで、雰囲気も、快適さも大きく変わってくる。ここでは、「建築家と家を建てる」ガイド の川畑博哉氏が厳選した10軒を紹介し、建築家それぞれのこだわりのポイントを紹介しよう。建築のプロたちが考え出した、マネしたくなるアイデアが満載! さぁ、いますぐチェック!

趣味関連コミュニティ

北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ

メルマガ登録

【エンタメメルマガ】「わかりやすい趣味の手順」「気になるエンタメ情報」「スポーツの裏側」など、ガイドがわかりやすく情報をお届けします。

ショッピングカタログ

All About ウェブマガジン

女性向け

雨が楽しくなる!レイングッズ15

男性向け

マネしたくなるアイデア住宅

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック

知識・経験を生かして、記事を書いてみませんか?