松坂大輔、評価もピッチングも乱高下
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| 今期はやや出遅れが目立った松坂大輔。ピッチング内容も安定せず苦しんでいる |
メジャーリーグ30球団の30監督が最も欲しい選手がいる。それは「スランプ幅の短い選手」だ。どんな選手でもスランプはある。悪いのはそのスランプからなかなか抜けられない選手で、良いとされるのはスランプからすぐに抜け出せる選手となる。マリナーズのイチローは最もスランプ幅の短い選手といわれ、だからこそ「欲しい」と思う監督は数多い。その点、今年のレッドソックス・松坂大輔投手(29)は、扱い方(評価の仕方)が非常に難しい。良かったり、悪かったりの繰り返しで、まるで、ジキルとハイド、ジェットローラーコースターなのである。
1度目のDL(故障者リスト)から脱し、迎えた5月1日(日本時間2日)の今季初登板オリオールズ戦が4回2/37安打7失点(黒星)、6日(同7日)のエンゼルス戦は白星は付いたものの5回1/3。それが11日(同12日)のブルージェイズ戦で7回3安打1失点と好投し、今季2勝目をマークした。しかし、17日(同18日)のヤンキース戦では勝ち負けは付かなかったが4回2/39安打7失点と期待を裏切った。ところが、22日(同23日)のフィリーズ戦でメジャー最高のピッチングを披露する。
八回二死までノーヒットノーラン。日本人選手では野茂英雄(当時レッドソックス)以来となる快挙達成まであと4人のところで左前打を浴びたが、8回1安打無失点で3勝目を挙げた。
しかしながら、これで完全復活とはいかなかった。27日(同28日)のロイヤルズ戦で、4回2/3を2安打3失点ながら、五回に5四球を与えるなど、日本人投手では1試合ワースト記録となる9四死球で自滅した。前回登板とはまるで別人の乱調ぶりに首脳陣は頭を抱えることになる。