文章:小野寺 俊明(All About「日本代表・Jリーグ」旧ガイド)
日本代表東欧遠征 ラトビア戦
日本は前半5分の高原選手のロングシュート、後半7分の中村選手のPKで2点を先制するも、追いつかれ2-2で引き分け。ジーコ監督、選手コメント、そしてマッチレポートを現地の元川悦子さんから。
10月08日(土)13:20 ラトビア 2-2 日本 @リガ スコント・リガ・スタジアム
10月12日(水)17:00 ウクライナ vs. 日本 @キエフ オリンピックスタジアム
<INDEX>
1P ジーコ監督コメント
2P 茂庭・中村・中田浩・高原・松井選手コメント3P 駒野・大久保・坪井・三都主・小野選手コメント4P ラトビア戦マッチレポート 前半5P ラトビア戦マッチレポート 後半※日本代表 東欧遠征メンバー————————————————————————

ジーコ監督
「前半はよかった。チャンスも沢山作っていたし、ゲームを決めることもできたはず。2-0からの展開がミスが重なり、相手の勢いが増した。高いボール、パワーで押し込まれた。失点もミスがらみだ。ゲームを支配していたのに、引き分けに持ち込まれた。さびしい結果だ。切り替えて次に備えたい」
……コーチと選手はどちらがラクか?
「現役の時もそうだったが、2-0というのはリスクがある。現役時代にも2-0から2-3に逆転されたことがあった。選手でもコーチでも同じ。厳しい展開だ」
……ラトビアの印象は?
「いいチーム。今の時期に試合ができること自体、いいことだ。ワールドカップに向けての準備というよりも、今は実戦の中で1人1人を見たいという気持ちが大きい。チームとして準備をするのは来年からだ。今の時期に親善試合ができることがうれしい。特に今日の試合からはこうしなくてはいけない、こうしてはいけないということを学べた」
……日本から遠いところに来るのは大変か?
「距離は意味がない。今、残念なのは勝てる試合を引き分けたことの落胆だ」
……精神的な面で不満を感じたのでは?
「精神的な強さというより、相手を勢いに乗せてしまったことが問題。試合を最後までコントロールできなかった。2-0のスコアで1点を取られるとバタバタしてしまうし、追う方は勢いが出る。確実に崩されたのなら打つ手はないが、今日の試合はほとんどがミスがらみだった」
……中田英寿や松井が前に行き過ぎたのではないか?
「今日は稲本を下げた。稲本を中心にいい形でバランスも取れていた。松井やヒデもカバーしていた。バランスを崩すなということは試合前から言っていた。3バックにしてから崩されてしまった」
……3バックにした理由?
「中盤を失ってミスが多かったので、1枚DFを増やした。センターバックも負担が大きかったようだ」
……3バックにしてから崩れてしまったのはなぜか?
「耐えられたとは思う。ミスがらみだった。ミスがなければこうはならなかった。フォーメーションの問題なのではない」
……大久保と松井の評価は?
「松井はよかった。動きが大きくて、左右にいい動きをしていた。大久保はああいう状況だったので、自分らしさを出せなかった。ハンドになった場面で点を決められれば自信になっただろう」
……松井をもっと前でプレーさせるべきだったのではないか?
「チャンスで味方を使おうというオプションを選択した。実際、そういうことは多かった。ハーフタイムにはもっと遠目からどんどん行ってみたらどうかという指示をした」
……今日の収穫は?
「こういうことをやっていたら試合を落とすということが分かった。1つのミスでやられてしまう。2-0、1-0の時にでもどんどん点を取っておけば勝てる試合だった。学ぶべきことが顕著に出た試合だ」
……ウクライナ戦はどうするのか?
「まだ考えていない。小野のことはまだ静観する状態。90分は難しいだろう」
ラトビア・アンドレイエフス監督
「後半になってフィジカルなゲームをして日本のテクニックを止めた。日本はディシプリンのあるチーム。テクニックもある」
2P 茂庭・中村・中田浩・高原・松井選手コメント3P 駒野・大久保・坪井・三都主・小野選手コメント4P ラトビア戦マッチレポート 前半