●試合レポート前半戦●試合レポート後半戦大熊清監督
「今日はラッキーだった。こういう試合はなかなかない。次は違った大陸の国とやるので、そっちの方が重要になる。今日は向こうが先にキレたが、新しい発見もあった。日本にとっては明るい材料も多々あった。例えば本田がこの年代でかなりやれたこと。辻尾も狙い通りに追加点を取ってくれた。あれだけのスピードでぶっちぎれることはなかなかない。カレンも速さは持っているけど、ぶっちぎるところまでは行かない。日本の将来のために辻尾のような選手を育てなければいけない。
ああいう選手はメンタル的にも洗練されていない。ある意味、まっさらな選手。それが魅力でもある。荒削りだけど、あんなプレーをする選手は見たことがない。初芝橋本時代も確かに目立ってはいたけど、ここまでぶっちぎる速さを持っているとは思わなかった。6月に間に合うかどうかは分からないけど、将来大きくなってほしい。
前のカードは確かに増えてきた。森本もそうだし、今日出なかった前田もいる。少しずつ人数は増えているから、あとは誰が飛び抜けるかだ。家長はあれだけ相手が緩いとできる。でもあいつの強引な突破を相手も嫌がっていた。普通はあんなに前を向かしてくれないけど、前を向ければやれることは実証した。課題は守備。今日も左サイドの裏をかなりやられていた。そういう部分は改善しないといけない。
兵藤はベストの状態じゃないけど、意識や体つきが変わってきたのは間違いない。6分間走とか脈拍のデータを見ても明らかに変化している。アジアユースの時はカゼを引いたりして点滴を打つような状態でコンディションも悪かったし。筋トレも進んでやっているのではないか」
本田圭佑選手(星稜高校)
「物怖じせずにやっていた?そういう性格ですから(笑)。大熊さんからも展開力と相手をつぶす守備を求められていたんで、今日はそれをテーマに置いてやった。まず守りからという意識は持っていたけど、後ろに吉弘さんがいたから、自分はどんどんボールを触って得点チャンスを作ろうと思った。ポジションにこだわらず、ゴール前に飛び出したりしていれば、平山さんがフリーになるという指示もあったし。運動量も意識してやった。
スタミナがなくなった?いや、終盤も動けなかったわけじゃないけど、全然満足していない。向上心をもってやりたいと思う。大熊さんから見るとまだ90分やれる選手じゃないのかもしれないけど、出し惜しみせずに体力を出し続けたい。今日は交代が4人ということもあって、自分が下がったのかもしれないけど。1対1の問題?相手が予想していたよりも小さかった。もっと強いイメージを持っていたけど。ただ前半は押される場面が多かった。点を取ってから流れが変わったと思う。自分がもっと主導権を取れる守備をしたい」
兵藤慎剛選手(筑波大学)
「点は取ったけど、PKが2点だし、そんなによかったとは思わない。2点目はいい形だった?確かに角度はなかった。相太と自分が2対1の形になって、相太のパスにDFがつられて自分のところがあいた。で、サイドネットを狙って打ったら思ったところに行った。よかったです。正月ずっと相太と一緒にいたのがよかったのかな(笑)。選手権の期間中は久しぶりにワクワクする部分があったし、卒業生とも会ってリラックスできた。小嶺先生にはもっと頑張れといわれました(苦笑)。早稲田の試合が11月末に終わって、その後オフだったんで、まだコンディション的に100%じゃない。でも今日はそれに近い感じまで持っていけたんじゃないか」
小林祐三選手(柏レイソル)
「もう少しちゃんとやらないといけない。初戦だったけど、もっとやれた気はする。最初のミスはちょっとね。試合も久しぶりだったし、オフ明けということで雰囲気をつかむのも大変だった。チーム(柏)では途中出場が多くてスタメンも久しぶりだったし。前半はかなり抜かれたけど、最後のところで守っていたつもり。次からもっといいプレーをしないといけない」
辻尾真二選手(中央大学)
「緊張したけど、見ていて相手があまり強くないと思っていた。得点シーン?向こうの最終ラインが浅いことが分かっていたんで、たまたまいいボールが出て、自分が行ったらDFと並んでいたからスピードでは負けないと思った。前向いたら結構やれることが最近、自信になってきた。でもまだまだミスが多い。課題はあります。自分以外はみんなずっと一緒にやってきたメンバーなんで、もっとコミュニケーションを取っていきたい」
(取材・文/元川悦子)
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<カタール国際トーナメント現地レポート>
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