文章:小野寺 俊明(All About「日本代表・Jリーグ」旧ガイド)
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現地入りしているサッカーライター元川悦子さんからのレポートです。
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■ジーコ監督
「拮抗したいいゲームだった。とにかく中盤での攻防が激しいことは分かっていたが、カメルーンは相当しつこく来た。ウチがボールを持ったときは、とにかく中盤でつぶされないように速いタッチでかわしてつなぐよう指示をした。守備面では、サイドからまるでサインプレーのように中を見ないでクロスをあげてくることが多いと分かっていたので、これを特にケアした。このクロスをもう少し防げればよかったが、相手も2対1の局面を上手に作ってサイドを崩していた。
ただ、日本のセンターラインはしっかりと相手を捕まえていた。こちらは奪ったボールを逆襲につなげていい形を作っていたので、全体的な内容は満足している。欧州組を呼んだベストの布陣で23人を揃えられるのは今年最後だったが、締まったいいゲームがお見せできたと思う」
……攻撃面では、もっと敵陣深いスペースを使いたかったのではないか?
「ご指摘の通りだ。敵陣深くえぐって中央へ折り返すのが一番得点に結びつくから。ただし、今日の相手は両サイドが飛び出してきてアーリークロスを上げてくることが分かっていたので、山田と三都主はちょっと前に出にくかったと思う。それでも、中央から前線に飛び出していくのが得意な藤田が、何本かそういう動きからチャンスを作っていたので、満足はしている」
……藤田の出来については?
「彼のよさが十分生かされた試合だった。先ほども言ったが、2列目から飛び出していく、さらには中田とポジションチェンジをしながら相手の目先を変える動きも良かった。中盤のボックスのバランスがとても良かったと思う。途中で替えたのは、あの時間帯、こちらが前掛かりなって相手がカウンターを狙っていたので、多少守備的なバランスが取れる遠藤を投入したという戦術的なもの。藤田の出来には満足している」
……コミュニケーション面で、まだちょっとズレがあるようにも見受けられたが?
「コミュニケーションといっても、大きな声を出し合うというだけではなく、お互いのポジショニングをアイコンタクトで修正することも大事だ。これについてはもう少し時間をかかるとは思う。ただ、今日の試合では、お日からワールドカップ予選が始まるが、フルメンバー集まっての練互いの間に出来た穴を埋め合うとか、そういうことはだいぶできてはいた。
藤田が入ったことで流れの中での意識はかなりよかったのだが、リスタートの際、ちょっとフワットした弱いボールを上げてしまった場面があった。まあ、これについては十分修正できると思っている。とにかく、選手同士ではコミュニケーションの向上というのはかなり積極的にやってくれているので、これからも続けていきたいと思う」
ジーコ監督コメントは次ページにも続く…・