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更新日:2002年10月24日

スタジアムに暴動と悲しみはいらない UEFAの反人種差別10か条

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欧州で再び増え始めている「スタジアムでの人種差別」。この波と戦うため、今回UEFAは全てのプロクラブに「10か条」を通達しました。

文章:宮本 あさか(All About「ワールドサッカー」旧ガイド)

サッカーのスタジアムでは、しばしば、悲しいことに、暴動が起こります。理由は様々ですが…、近年、欧州で顕著なのは、人種差別によるものです。

「人種差別」という現象自体は、様々な歴史・国際情勢が複雑に絡み合った結果、表面に現れてきたものですから、残念ながら簡単に解決できるものではありません。

しかしせめてサッカーのスタジアム内では、同じサッカーを愛する者として、尊重しあって欲しい——。こう願ったUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)は、2002年10月17日~28日を反人種差別週間と定めました。そしてヨーロッパ全てのプロクラブに「人種差別と戦う10か条」を通達しました。


1)クラブ側はいかなる人種差別行為も許さないという声明を、文書にて発表すること。またその際の処罰も明記すること。これをマッチプログラムへ掲載。またスタジアム周辺にも掲示。

2)客席での人種差別的応援歌を罰する旨を発表する。

3)シーズンチケット購入時には、人種差別運動不参加を誓約させる。

4)スタジアム内・周辺での人種差別的グッズの売買禁止に向けて、出来る限りの方策を尽くす。

5)人種差別的態度をとった選手に対して、懲戒処分を下す。

6)クラブが反人種差別対策を行っていることを、他クラブにも表明・確認する。

7)人種差別的行為が実際に起こった際、協力に当たる警官やスタジアム係員を鼓舞する。

8)スタジアム内の人種差別的落書きは、見つけ次第直ちに消去する。

9)人種差別のないリクルート体制を採用する。

10)あらゆる組織(選手、サポーター、学校、警察)と協力し合い、人種差別排斥プログラムを推進する。



☆UEFA反人種差別週間の詳細ついては…
UEFA公式サイト(英語)
FARE(Football Against Racism in Europe)(英語)

☆スタジアムでの憂うべき出来事…
スポーツナビ:セリエAで…
ESPN.com(英語):今年のCLでも…

☆闘う選手たち…
Mainichi INTERACTIVE:仏代表のアピール
asahi.com:この闘いといったら、この人、チュラム
BBC Sport(英語):アンチレイシスムマッチ

☆詳しい政治情勢については…
フランス大統領選と極右の台頭
from All About「よくわかる政治

(執筆者:宮本 あさか)

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