文章:宮本 あさか(All About「ワールドサッカー」旧ガイド)
「フランスからみた日本」フランスで公開される新作映画の予告を見た。映画のタイトルは
「SAMURAI」。予告の中では、日本刀を持ったアジア系の俳優(明らかに日本人ではない)が、カンフーのような武術で戦っていた。「あーあ、また間違ってるよ…」とガッカリ。もちろん日本でも、外国について間違ったイメージはたくさん流れている。でも「SAMURAI」ってタイトルをつけている位なんだから、しっかり文化考証する責任はあるだろうに…。(ちなみにこれがフランス映画かどうかは不明。)
日本をイメージした映画ですらこんな状態だから、一般のフランス人たちが抱く日本のイメージも「不思議」。もちろん最先端の
電化製品・ゲーム、世界中で人気の
漫画・アニメ、クールな監督の
タケシ・キタノ(決してビートたけしと同一人物とは信じようとしてくれない)はかなり認知され、しかも愛されている。
しかし一方であいかわらず「日本人は全員が空手を習っている」「キモノ姿のゲイシャと楽しく…」というイメージも同居。漫画や日本映画の中の日本人を見れば、空手やゲイシャが日常の姿ではないことくらい理解してもよさそうなのだが。
今はすっかり「日本通」らしいトルシエ監督も、以前はやっぱり「伝統的イメージ」を抱いていたらしい。
「アジアのことは全く知らなかったんだ。日本に出発する前、日本人は全員キモノを着て、空手を習っているとばかり思ってたよ。」
(
Valeurs acutuelles誌、トルシエ監督インタビューより)
日韓W杯に向けたアジアンテイストたっぷりの観光ポスター