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やっぱりハードルアーで釣る!Part1

今回はブラックバスフィッシングで使うルアーの中でもプラスチックや金属でできたハードルアーについて勉強します。

執筆者:中山 一弘

前回「爆釣必至!バスの行動パターンを考える」に引き続き、ブラックバスフィッシング講座の第7回目。今回はハードルアーの使い方を勉強します。

ハードルアーのメソッド

いよいよ今回は「バスタックルを購入!買い物に出かけよう」でも紹介したハードルアーを実際にどう使うのか解説しようと思う。このルアーは文字通り、木やプラスチック、金属など硬い素材で作られている疑似餌のことになる。概ねブラックバスが普段食べている小魚に似せて作られているが、様々な形を見てわかるとおり動きは千差万別。最初はどうやって使うのか想像すらつかないという物もあるだろう。しかし、それぞれの種類によってオーソドックスな使い方や考え方というものがあるので紹介してゆきたいと思う。ブラックバス用のルアーは非常に多くの種類があるので2回に分けて解説してゆくので、今後の参考にしてほしい。

トップウォーター

26番
画像の上がポッパーで下がペンシルベイト。ポッパーは音などでバスを誘う。一方のペンシルベイトはくねくねと動き、バスを誘う
水面を舞台にした演出が決め手となるのがこの種類のルアーになる。具体的なモデルとしてはペンシルベイト、ポッパー、バズベイトなどがその代表。いずれも水面上を逃げ惑う小魚を演出したり、弱った生物をイミテートしたりといった使い方が主になる。では、この3種類のルアーを実際に使うにはどうしたらよいか見てゆこう。

まず、ペンシルベイトとポッパーの場合だが、使うシーンは朝夕でブラックバスが盛んに小魚を追うシャローや浅場の障害物回りなどが主戦場となる。ルアーをポイントへキャストしたら着水したときに出来る波紋が収まるまで待つ。次にリトリーブしルアーをアクションさせてリーリングを止める。そして数秒、あるいはもう少しそのまま置いておく。そしたらまた短い距離をアクションさせながら移動させてステイ(置いておく)という動作を繰り返せばオッケーだ。
上の画像のように基本はこのストップアンドゴーというテクニックを使うことになる。巻いたら止める、止めたら巻くの繰り返しだ。止まった瞬間、あるいは動き出した瞬間にバイトしてくることが多いが、ブラックバスが水面を意識しているにも関わらずなかなかルアーにアタックしてこないときはステイさせる時間を長くしてやると出てくるときがある。

また、移動させるときにロッドを小刻みにアクションさせながら引いてくると、ルアーがまるで犬が左右に落ち着き無く歩いている様子を演出できる。ふらふらと首を振るこのアクションをドッグウォークなどと呼ぶので覚えておこう。
ロッドアクションによるイメージはこの図の感じになる、上の部分がストップアンドゴーで、リトリーブと静止を組み合わせて使う。こちらはルアーが持っている動きがよくでるメソッドだ。

下はピッ、ピッと小刻みにロッドの先端でラインを引くと少しの移動距離で最大のアクションを作ることができるドッグウォークのイメージ。よく出来たペンシルベイトでこれを試すと、本当に犬が首を振っているようなアクションになり「ドッグウォーク」とはよくいったものだと関心させられる。

どちらのメソッドも一長一短なので活性に合わせて使い分けるようにしたい。製品によって特性が違うが、概ねペンシルベイトは左右への首フリ、ポッパーはスライドしながらのスプラッシュとポップ音というアクションがメインになる。状況によってどちらがベストになるかはその日次第なので、ぜひこの2タイプは持って置くようにしてほしい。

26番
バズベイト。密集した杭の真ん中でも根ガカリすることがないので、ガンガン攻めることが可能
もうひとつトップウォータールアーの代表にバズベイトがある。こちらは基本的にリトリーブ(リールを一定の早さで巻く)を繰り返すメソッドが中心になる。ルアーの形状を見て分かるとおり、ストップさせると沈んでしまい水面を攪拌するブレードが機能しなくなるので、通常はキャストしたら巻くだけでよい。リトリーブのスピードを変えるとブレードが発生する音やきらめきが変るのでそこでアピールさせるようにしてみよう。

ゆっくり巻くと「テロテロテロ」と甘い感じの音が出せ、早く巻くと「ジャラジャラ」と派手な音と水しぶきを出すことができる。ブラックバスの活性やポイントの状況によって、様々な組み合わせが考えられる。ちなみにこのタイプのルアーはウィードレス機能が非常に高いので、障害物回りや藻が密集している状況に強い。ガイドだったら立木やクイの向こうに投げてゆっくり巻き、障害物の近くになったら一回だけ早巻きをして通過させる。藻の密集地帯だったら藻が切れる近辺でこのアクションをしてみる。ただ巻いているだけでも釣れるルアーだが、こうしてちょっと変化を加えてやることで興味を持たせることが肝心なのだ。

>>まだまだ続きます、ハードルアー編!>>
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