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フラワーアレンジに役立つ!花の小事典vol.20 【9月の花】ケイトウ

12ヶ月のお花シリーズ第20回目。今回は、鶏のトサカのような花「ケイトウ」をクローズアップ。知っているようで知らなかった事や、お花の知識に役立ててください。

大西 里美

執筆者:大西 里美

フラワーアレンジメントガイド

フラワーアレンジに役立つ!花の大事典シリーズVol.20です。今回は、秋を感じさせる花「ケイトウ」です。ケイトウがたくさん咲いているとまるでジュウタンのよう。そんなケイトウの魅力を探ります。

**ケイトウの花言葉は「色あせぬ恋」!**



秋カラーがきれいなケイトウ
学名Celosia cristata
分類ヒユ科ケイトウ属
原産地熱帯アジア・インド
別名セロシア・クリスタータ・「鶏冠花」(けいかんか)・「韓藍」(からあい)
開花時期夏-秋
花言葉おしゃれ・博愛・奇妙・気どり屋・色あせぬ恋・永遠の愛・個性・警戒etc

**鶏冠がそのまま名前になったお花**


まだ子供だったころ、「ケイトウ」はあの毛糸の花だと思っていました。そう思った方も多いのでは?赤くてちょっと艶があって、そして不思議な形、そう、鶏の鶏冠のようです。ケイトウ=鶏頭と読み、そのままの姿が名前になった花ですね。また、学名のCelosia(セロシア)は、ギリシャ語の「keleos(燃やした)」が語源だといわれ、赤く炎のような姿を表しているのでしょうか。

この「ケイトウ」の花を大きく分けると、セロシア属とアマランサス属の二つに分けられます。さらにセロシア属はトサカ系・羽毛ケイトウ・ヤリゲイトウ・セロシアの4種類あり、赤、黄色、オレンジ色を中心とした色が多いです。最近ではアンティックカラーも出ており、アレンジしやすくなりました。

また、日本には古くから馴染のあった花で、万葉集にも度々「韓藍(カラアイ)の花」として登場しており、草染めとして利用されていたそうです。また変わった使い方で、ケイトウを陰干しにし、室内でいぶすとネズミよけになるそうですよ。不思議ですね。

最後に、夏の疲れを癒してあげたいときは「赤いケイトウ」をそばにおいてみてください。一日の疲れが和らぎ、ほっと出来ますよ。最近ではミニ観賞用も出ているので、バスケットにいくつか並べておいても可愛いですよね。一度じっくり観察してみるのも面白い発見がありそうな楽しい花です。

**ケイトウ参考サイト**


  • ケイトウの仲間 [fromFlower&Green GARDEN さかもと-]
  • ケイトウ(ヒユ科) [from いけばな小原流-]
  • ケイトウ [fromタキイシードネット-]
  • 浜名湖花博ケイトウ2 [from花エモーション-]
  • 鶏頭(ケイトウ) [from 季節の花300-]
  • 【編集部おすすめの購入サイト】
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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