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現場発 金融ニュースHOTS
更新日:2010年01月29日
海外の株式指数に連動するETFが上場します。日本で初めてというのは、このETF一本で先進国か新興国、いずれかの複数の国の株式市場に投資できるものだからです。ETFのメリットとデメリットを知って、快適な国際分散投資を楽しみましょう!
このたび、初めて世界の株式指数に連動するETFが東京証券取引所に上場することとなりました。世界分散投資をする投資環境が整ってきたわけで、個人投資家にとってもうれしいことです。
日本で初めての海外ETFは、日興アセットが設定する「上場インデックスファンド海外先進国株式」(上場MSコクサイ)と「上場インデックスファンド海外新興国株式」(MSエマージング)で、それぞれ1月29日と2月24日に上場を果たします。
MSコクサイは、次のような先進国22カ国の株式に投資します。
アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、ドイツ、スイス、スペイン、イタリア、オランダ、スウエーデン、香港、シンガポール、フィンランド、ベルギー、デンマーク、ノルウエー、ギリシャ、ポルトガル、オーストリア、アイルランド、ニュージーランド
MSエマージングは、次のような新興国22カ国の株式市場がその投資対象です。
中国、ブラジル、韓国、台湾、インド、南アフリカ、ロシア、メキシコ、マレーシア、イスラエル、インドネシア、チリ、トルコ、ポーランド、タイ、ペルー、コロンビア、ハンガリー、エジプト、チェコ、フィリピン、モロッコ
パッシブ信仰者が気にする信託報酬は、いずれのETFも年率0.2625%ですが、これは同じ指数に連動するインデックスファンドの半分以下の水準です。最低購入金額が数十万円になってしまうのが今までのETFの欠点でしたが、今回の海外ETFはインデックスファンドと同じように一万円程度から買えます。ただし、基準価額が上がれば最低購入額も同様に上がっていきますので、ご留意ください。
海外ETFのニッポン上場は良いこと尽くしのようですが、個人投資家として気をつけておきたいことがあります。ETFは証券取引所の中で銘柄株と同じように時々刻々に値が動くのでついつい短期的なサヤ取りに関心が向かいがち。しかし、短期投資はギャンブルの始まりとなりかねません。理性を保ち、穏やかな投資を貫きたいものです。
また長期投資を志す人にとっては、この海外ETFというツールを使ってどういうアセットアロケーションを作るか?という戦略的な課題があります。日本株と海外株の比率をどう設定するか?先進国株と新興国株の組み合わせをどう設計するか?自分ひとりで決めるには少し荷が重いかもしれません。
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