インド/インドの観光・世界遺産

インドのお土産

ショール、民芸品、アーユルヴェーダコスメなど、魅力的なおみやげがいっぱいのインド。お財布のヒモが揺るみっぱなし?

執筆者:冬野 花

インドのお土産、厳選公開!

お土産だって多種多様なインド。有名なのは紅茶やショール、スパイス、テキスタイルあたりだと思いますが、その他、魅力的でおちゃめな民芸品の宝庫でもあります。また、最近ではアーユルヴェーダ関連のもの人気です。

インドと言えば、ショール!

綿密な刺繍が施されたショール

綿密な刺繍が施されたショール

ショール屋のおにいさん

ショール屋のおにいさん

特に北インドではあらゆる種類のショールに出会えます。 ショールと一口に言っても、地方ごとに特徴があり、カシミール地方ならジャマワール(綿密な刺繍が施されたもの)、パシュミナ、カティショール(織り機を使ったもの)。ヒマーチャル州にはクッルーショール(織り機を使用したもの)やヤクの毛で作られたショール。グジャラート州カッチ地方には独特の刺繍技術をあしらったショールがあり、東北インドやアッサム州の方に行けばエリシルクで作ったショールなど、インドはショールパラダイス!

値段も質もピンからキリで、一生ものの最高級品もありますが、目利きは重要。ニセ物も多数出回っており、また、インドでは一般的な値段のふっかけも高級品ほどリスクが高くなります。基本的には、自分の目を養う以外の手立てはありません……。政府運営のエンポーリアムではニセ物はないというのが通説ですが、値段は固定で非常に高いです。

 

ショール1  綿ショール(ドゥパタ)

すてきなドゥパタ

すてきなドゥパタ

インドでは、長方形の大型の綿ショールをよく見かけると思います。これらはインドでは「ショール」とは言わず、「ドゥパタ」もしくは「チュンニー」と呼ばれます。もともとはパンジャービードレス(インドではこの言い方ではあまり通じず、単に「スーツ」と言います)を着たときに、胸部分を覆うための布です。

ドゥパタは、そのまま夏用ショールとして使ってもいいし、実はちょっとしたテーブルクロスにもなる大きさなので、用途はいろいろ考えられます(インド人はそんな使い方はしませんが……)。手織りや刺繍入り、草木染めなど、よりどりみどり。他シルク製、麻製、ポリエステル製などもあります。 

 

ショール2 刺繍入りショール

刺繍がびっしり

刺繍がびっしり

インドでは、ショールもドゥパタも何かしらの刺繍や装飾が施されており、プレーンを探すのに苦労するほどなので、刺繍入りは当たり前なのですが、手の込んだすばらしい手刺繍はもはやアート。半年かけて1枚のショールに施された刺繍などは、やはり価値も値段も高いですが、いい思い出になります。どうせ買うなら、一生大事にできる一点ものを買うのもアリ。


 

テキスタイル

味わいたっぷり

味わいたっぷり

オリッサ州の布は日本の絣(かすり)にそっくり

オリッサ州の布は日本の絣(かすり)にそっくり

インドはテキスタイル王国でもあります。仕立て屋やテキスタイルショップを覗くと、あっという間に一日が過ぎてしまうほど! 特に綿布の豊富さにおいては、日本の手芸百貨店なんて足元にも及びません。

ショール同様、テキスタイルも地方によって、様々なものがあります。バラナシのシルク、ラクナウのチカン、オリッサ州の絣(かすり)、アッサム州のエリシルク、ラージャスターン州のミラーワークとブロックプリント、グジャラート州の刺繍もの……。好きな布を集めながら旅行するのも楽しいかも。


 
ベッドカバー

ベッドカバー

マルチカバーや、ベッドカバー、カーテンなどのファブリック製品もよりどりみどり。ファブリックブランド「ファブインディア」のショップはいつも外国人客でいっぱい。どこか地方に旅行に行って出会うお土産屋で売っているものも、手作りの味に溢れています。

 
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