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投資のオトクなテクニック

更新日:2010年01月07日

100年に一度のチャンス到来!?

もたもたしている日本経済を尻目に、世界各国の経済や金融情勢はサブプライムローン問題やリーマンショックの大きな痛みから着実に回復を遂げています。株価や為替も2010年以降の経済の復調に向けて動きだしていますが、今回は世界の政策金利の動きとその影響に注目してみましょう。

世界各国の利下げが奇跡的な円高を生んだ


「円が14年4ヶ月ぶりの円高水準!」というニュースが11月にでましたが、なぜ日本円が買われたのでしょうか?世界の投資家の立場になって考えると見えてきます。

奇跡的な円高の終焉は近い!?その時とるべき行動は

奇跡的な円高の終焉は近い!?その時とるべき行動は

どこの国も最低の金利ならどこにお金を置いていても一緒。ならばリーマンショックなどの際に、比較的に痛みが小さくて安全性の高いところにということで、本来、成長性や金利水準の面で魅力がない日本の円が買われて空前の円高となりました。

実際に、世界各国ともに一連の金融不安や景気の悪化に対して、経済の建て直しのために、昨年の秋からこれまで政策金利を最低まで落としてきました。この政策金利は預金や住宅ローンの金利に大きな影響を及ぼします。

今年の秋までどのぐらい政策金利を下げたかというと、主な先進諸国では次のとおりです。

<リーマンショック前 2008年4月>   <2009年9月>
●アメリカ        2.25%   ⇒  0.25%(1/9まで下げた!)
●ヨーロッパ      4.00%   ⇒  1.00%(1/4に)
●オーストラリア    7.25%   ⇒  3.00%(約半分以下に)
●スイス         2.75%   ⇒  0.25%(1/11!)
●ニュージーランド   8.25%   ⇒  2.50%(約1/3以下に)

利下げ政策は、これまでの経済の歴史の中でも景気が悪くなると実施され、その後、景気回復を演じてきており、経済対策や景気対策としての確かな足取りがみてとれます。

痛みの大きかったアメリカやヨーロッパなどは、よほど景気回復の軌道に乗り始めたことを確信しない限り、政策金利を上げることはしないでしょう。中途半端な時期の利上げをしてしまうと、回復の兆しが見えてきた景気に悪影響を及ぼしてはいけないとかなりナーバスになっています。

オーストラリアの政策金利の3ヶ月連続利上げの意味は大きい


各国ともに政策金利の利上げに慎重な中、オーストラリアが最低金利から2009年10月~12月にかけて、3ヶ月連続の利上げを実施しました。

●2009年 9月 3.00%(上記のとおりです)
●2009年10月 3.25%(0.25%の利上げ!?世界は大丈夫と心配しました)
●2009年11月 3.50%(また0.25%の利上げ!?世界はビックリしました)
●2009年12月 3.75%(3ヶ月連続の0.25%の利上げ!?景気回復は本物?)

100年に1度と言われた世界の経済危機は過ぎ去りつつあると言えども、景気回復の自信がなければできないことです。逆の見方をすれば、相当な景気や経済回復の裏づけと根拠があるという捉え方もできます。

この一連の政策金利の利上げで、世界はオーストラリアの自信を感じており、2010年も引き続き利上げを行っていくという見方が強まっています。

これは一国の動きですが、先進諸国の中で利上げを実施する国が現れてくると、同じく右ならえの国が出てきても不思議ではありません。金融危機の痛みの小さかった国は、我が国もそろそろかな?と、タイミングを見ながら2010年は追従する動きをとってくるところも出てくるでしょう。

奇跡的な円高から円安へ


もともと今の円高は、金融危機からお金を守ろうとする世界の投資家が、ユーロやドルなどの通貨や債券・株式などを売ったお金を、日本円は成長性や高い金利は期待できないけど、他の国の通貨より安全だろうという一点で、とりあえずの避難措置として買われていたことで起こったものです。

世界の投資家はこの状況をどう見ているでしょうか?オーストラリアの利上げや他の国が追従して経済の回復とともに金利が上がってくると、魅力のない円を売って、それらの国の通貨や債券・株式などの金融商品を買い戻す動きになるという見方が自然です。そうなれば円はダブついて安くなり、逆に外貨は高くなります。

今は100年に一度のチャンス到来!?


このように考えると、まだまだ円高で外貨安の今は外国の株式や債券、あるいはそれらを買う投資信託などを購入する絶好の機会かもしれません。

どう考えてどう行動するかは皆さん次第ですが、いずれにしても2010年以降の世界各国の経済状況・政策金利の動向・為替はチェックしておきたいですね。

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