前回は高性能かつ扱いの難易度が高い4ストロークエンジンを紹介しました。今回から数回に渡り、さらにベテラン向けのより高性能なエンジンを紹介します。
ビギナーの方には難しいですが、エンジンの奥深さを知るのに有効な情報だと思います。ハイレベルなフライトができるようになったらチャレンジしてください。それでは、ハイエンドなエンジンの中からロータリーエンジンと直列4気筒エンジンを紹介します。
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| ロータリーエンジン(上)と直列4気筒エンジン(下)。一般的な模型用エンジンにはない独特のシステムを持っている |
ロータリーエンジン
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| ラジコン飛行機用ロータリーエンジン「49-PI」 |
写真のエンジンは、ラジコンエンジンメーカーO.S.から発売されているロータリーエンジン「49-PI」です。ラジコン飛行機用のロータリーエンジンが初めてリリースされたのは1970年のこと。長い歴史を経て、2006年にリニューアルされ、タイプIIとして再販されました。
ロータリーエンジンの燃焼は楕円形のエンジン内部をおにぎり型のローターが回転し、ローターの一回の回転ごとに吸気、圧縮、爆発、排気を行います。ローターが回転しているため、プラグの先端が燃焼室内に突出していないのが特徴です。そのため、エンジンをスタートさせるにはスターターが必要。エンジンの形状が特殊なので少し違和感がありますが、キャブレターは一般的なものを使用しています。
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| 左/ローターが回転するため、プラグの先端が燃焼室内に突出していない。右/キャブレターは一般的なものを使用している |
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| 49-PIのパーツ。中央のおにぎり型をしたものがローター。その下が燃焼室となるローターハウジング |
一般的な自動車やオートバイなどに利用されているロータリーエンジンに比べ、ラジコン飛行機用のロータリーエンジンはサイズが小さく、軽量な作りです。
しかし、ラジコン飛行機では十分な性能を発揮します。特に滑らかな回転をする49-PIは、独特な「シャラララ」というサウンドと高回転域が持ち味で、非常にコンパクトで、ロータリーならではの低振動な特性は、ラジコン飛行機にとって非常に有効です。
次のページでは直列4気筒エンジンを紹介します。