第2次世界大戦に翻弄されながらも、安全性を重視したメルセデス・ベンツは、もっとも乗用車らしいクルマとして人気を得ていきました。今回はアメリカで一世を風靡した1950年代から60年代までのメルセデス・ベンツを紹介します。
アメリカで成功を収めた「190SL」
まずは1955年、レーシングフィールドで活躍した「300SL」の後継車として「190SL」が誕生します。1953年に発売された「180」をベースにした流線型のフォルムをもったクルマです。190SLの「SL」とはドイツ語で「Super light(軽量スポーツ)」という意味。その名前のとおり、軽量でスポーティな車体から「スポーツカーの性能だけでなく、その品格を受け継いだ華麗なクルマ。アグレッシブさを愛する女性に最適」と評されたスマートな車体が特徴です。
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| MINICHAMPS 1/43 190SL Cabriolet 1955-G2 |
190SLの基本形はオープンタイプの「ロードスター」。ロードスターとはイギリスでは「スパイダー」、イタリアでは「バルケッタ」と呼ばれるオープンカーのことで、北米を中心に使われている呼び方です。当時190SLはアメリカの顧客をメインターゲットにしていたため、ロードスターという名称が使われました。そのアメリカで190SLは1962年までの間に約2万6000台を売り上げ、アメリカ市場で大成功を収めたのです。
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