「メルセデス」は女性の名前?
スペイン語で「神のご加護を」という意味の「メルセデス」。一般的には女性の名前に使われる言葉です。実車からイメージされる厳格さとは、がらりとイメージが変わるこのブランド名。命名したのは、実はダイムラーの作ったクルマに魅せられたビジネスパートナーであるエミール・イエリネックという人物でした。
彼は人々に「好きになってもらい愛してもらうには、クルマは女性の名前でなければならない」と主張し、愛娘の名前から「メルセデス」と命名しました。以後、ダイムラーの乗用車はメルセデスという名前を冠するようになります。
メルセデス・ベンツとエンブレム
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| 現在のメルセデス・ベンツのエンブレム。月桂樹は省略されたが、スリーポインテッドスターは健在 |
1926年になると、ダイムラー社とベンツ社は徐々に勢力を広げていく輸入車に対抗するために企業合併を果たします。合併後に社名を「ダイムラー・ベンツ社」とし、ダイムラーのクルマに冠されていた「メルセデス」という名を引き継ぎました。
さらに合併にともなってエンブレムも変更。ベンツ社で使われていた月桂樹の葉と、ダイムラーのスリーポインテッドスターをかけ合わせたエンブレムが採用されることになったのです。これは現在も使われているメルセデスのシンボルとして親しまれています。
次回は第2次世界大戦中のメルセデスを紹介します。
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