ミニカー関連情報

更新日:2007年07月19日

社長インタビュー「KYOSHO(京商)」

今回は、ダイキャストモデルメーカー「京商」の社長にインタビューさせていただいた模様をお届けします。ミニカーの今後を占ううえで貴重な内容となっています。(雑誌『ミニカーファンVol.16』掲載)

年を追うごとに増加の一途を辿るミニカーの新作ラッシュ。ミニカーメーカーは昨今の状況をどう捉え、どのような戦略を立てているのでしょうか。ミニカー専門誌「ミニカーファン vol.16」より、ニュルンベルクの地で各メーカーの社長に直撃インタビューさせていただいた模様をお届けいたします。

第1回は世界に冠たるダイキャストモデルメーカーとしてその名を知られる「KYOSHO(京商)」。そのビッグネームが2007年に向かう方向、戦略を鈴木正之社長にお伺いしました。

2006年の躍進振りを振り返る

鈴木正之社長
ドイツ・ニュルンベルクの地で、快くインタビューに応えてくれた鈴木正之社長
ガイド:
本日はお忙しい中、ありがとうございます。まず最初に「京商ダイキャスト事業にとっての2006年」というあたりからお伺いしたいのですが……。

京商 鈴木正之社長:
弊社のダイキャスト事業は昨年で15周年を迎えました。その中で「ブランドカが上がってきたな」という実感はありました。これはオリジナルブランドの展開をはじめ、OEM生産、海外製品のディストリビュート、さらにはショップ展開や独自イベントの開催など、総合的な実績がなし得たものだと思っています。

ガイド:
昨年は表参道に出店されたり、名古屋でフェアを開催されたり、ユーザーにとっては、かなり積極的に動いていた、という印象があります。

KYOSHO OMOTESANDO
2006年に表参道ヒルズにオープンした「KYOSHO OMOTESANDO」

鈴木社長:
ショップに関してはPITというショップ展開を始めて12年になります。そして、ショップ戦略第2弾という形で「KYOSHO OMOTESANDO」を実現させることができました。これによって今までの経験とは違う、新たなコラボレーション展開を行うことができました。

ガイド:
と、おっしゃいますと?

鈴木社長:
ミニカー販売の面で言えば、MRコレクションとのコラボレートです。フェラーリFXXの表参道限定モデルなどは、これまでなかった反響がありましたし、場所柄か高級貴金属ブランドが顧客を集めてイベントを開催したこともありました。こうした今までにない経験は「おもちゃではない、インテリア」としてのミニカーホビーの具現化に近づくものと思っています。

ガイド:
なるほど。では、京商にとっての2006年は大成功であったと……。

鈴木社長:
そうとばかりも言っていられません。2005年あたりからの中国におけるコストアップは非常に大きな問題でした。人件費、原材料費、そして人民元の為替などですね。これらの影響が市場販売価格に反映されたのは否めません。

ガイド:
中国以外に生産拠点を設ける、などの考えはなかったのですか?

鈴木社長:
そうした考え方もあります。しかし、現状では設備投資や技術面で中国の代わりとなる生産拠点は見えていない、という感じです。また、年を追うごとにミニカーを生産するメ―カ一も多くなっています。ただこれは、一概に悪いことではなく、中国での生産が多くなることで全体の技術力が向上し、開発も活性化してくると期待できます。これがミニカーホビーの底辺を広げ、結果として弊社の価値観が高まることにもつながると思っています。


次のページはサークルK・サンクスについてもお聞きします。
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小林 豊孝

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