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北野武インタビュー天才たけしの頭脳に潜入(3ページ目)

『監督・ばんざい!』がオイラのターニングポイントになると公言した北野武。直撃インタビューを通じてたけしの脳に潜入。「全キャリアをすっ飛ばした」と話す13作目と今後の構想を笑い満載で語る【独自写真掲載】

執筆者:南 樹里

天才たけしの頭脳に潜入
北野武監督『監督・ばんざい!』インタビュー

天才たけしの頭脳に潜入『監督・ばんざい!』北野武インタビュー
キャリアをドカンとすっ飛ばしたあとの
すっきり笑顔です
Q:「映画メディアの終わり」と言われることもある中で閉塞感などあるのでしょうか。

北野武監督:おいらがまいったのは『TAKESHIS’』かな。自分に対するイメージの固定化、海外では「ギャング映画」、「死をテーマにした」って言われちゃう。

『TAKESHIS’』で一番ひどいところにきちゃって。『んー、こりゃまずいな。そういうイメージを全部取っ払わないと新しい映画ができないな』って思った。

今までのキャリアは全部「ドカン!」って、すっ飛ばした感じ。お陰で『監督・ばんざい!』を撮って新しい映画への概念が分かり、次の方針も、ネタもできたから、だいぶ楽になったね。

Q:実際に『ギャング映画は撮らない』ってことは?

北野武監督:ギャング映画? 撮る、撮る。映画のネタで言ってるだけ。ヤクザ映画を○○さん(=大物俳優)で撮りたい。大物俳優で撮りたいのは「ヤクザ映画」と「お笑い映画」。そういうお笑い映画撮りたくてしょーがないんだ(一同、大喜び)。大物俳優 が一言言うと皆がコケる。その役者 は「うーん」って言うだけでいいんだ。壮絶だなって思うけど。

 

※画像クリック
天才たけしの頭脳に潜入『監督・ばんざい!』北野武インタビュー
・映画ギライ?!
天才たけしの頭脳に潜入『監督・ばんざい!』北野武インタビュー
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