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更新日:2005年06月22日
7/2[土]~公開の『マラソン』のチョン・ユンチョル監督らの来日会見レポ。実在する自閉症の青年がフルマラソン出場をめざす感動ドラマでチョ・スンウが難役を好演。7/8の第42回大鐘映画祭で作品賞等最多7部門受賞!!
[2005/7/8]第42回『大鐘映画祭』にて◆最優秀作品賞、主演男優賞、新人監督賞、脚本賞、男性人気賞、音楽賞、企画賞の最多7部門を受賞。本年度韓国No1ムービーと証明された。 [2005/6/2]
どうも監督の後姿は哀愁がただようことが多いらしい。ソク・プロデューサーも主演のチョ・スンウ氏も撮影中に監督の後姿が『寂しそうに見えた』と語っている。 |
![]() ソク・ミョンホン氏とチョン・ユンチョル監督 7月2日(土)~公開の『マラソン』(配給:シネカノン/松竹)のPRでチョン・ユンチョル監督とプロデューサーのソク・ミョンホン氏が、揃って来日され、セルリアンタワー東急ホテルにてマスコミ懇談会(=記者会見)を行いました。 2005年1月29日の韓国国内で公開以来『アビエイター』 『コンスタンティン』を押さえ、韓国動員数1位をキープ。8週目に500万人を突破した感動作が日本にやってきます。また小田和正さんが、日本版テーマ曲として「そして今も」を提供しています。 『マラソン』は実在する自閉症の青年ペ・ヒョンジンさんの実話を基にしている。健常者でも難しいといわれる42.195kmのフルマラソンを3時間以内で完走したヒョンジンさんの物語。モデルとなった母親の手記「走れ!ペ・ヒョンジン」をもとに製作されたドキュメンタリー番組から映画化の着想を得て、長編デビュー作としてメガホンを握ったのがチョン・ユンチョル監督だ。
監督は映画に着手するまで「自閉症」をよく理解しておらず、入念なリサーチを行い、またモデルとなった青年とともにマラソンをしたりといった交流をはかっていったといいます。劇中の(観てるとついつい笑ってしまう)「すもも」のエピソードは実体験に基づくものだそうです。チョ・スンウ氏には『子供を演じる気持で』と指示し、故意に笑いを導くのではなく、自然体で!と常に心がけたといいます。 クライマックスとなるチュンチョン国際マラソン大会での6万人に達する群集がひとつの画面に収まったこのシーンはCGではなく実写。「あのときばかりは、カメラ6台、ヘリでの空撮も行い、(ハリウッドなどの)超大作の監督の気分でした(笑)」と余裕の表情。意外にも一番大変だったのは「チュンチョンは「冬のソナタ」でおなじみの場所です。撮影は11月で気温がマイナスでした。だから寒かったことが辛かったです」と、もらす監督。
『下流人生』、『THREE臨死』の編集など下積み10数年。実はご自身のデビュー作として、ドッペルゲンガーをテーマにした現実的なファンタジーの映画化を構想していた。ところがソク氏から「絶対にNo」と言われてしまい、ストレス発散のためにマラソンをはじめたという裏話が。 この会見中もソク氏が「他社に行かないように」的な発言をすると「じゃ、次回作にアレを撮っても?」と切り替えすと、ソク氏「…今でも拒否したい(笑)」。すると監督は「えー、日本の松竹さん、東映さん。いかがですか?」と問いかけるユーモラスな場面もありました。 監督人生について、「マラソンと同じ。『最初から飛ばしすぎては、良くない』。実験的な試みよりも語りたいことを重視しました。ピカソの絵も最初はスタンダードですよね。自分もそうなりたいです。うまくつくられたドラマは簡単に見えて難しい。でもキチンとしたドラマをつくっていきたい」と締めくくった。 こちらなど、初監督作品のオススメ作のうちの一本です。ご家族での鑑賞にも適しています。韓国の文化を知らないと感動できないものもあるけれど、この『マラソン』は、監督のお言葉どおり、文化とか国を超えて、万人が笑えて、泣けて、感動できるさわやかなドラマです。 88年『レインマン』 5才の心を持つ20才の青年チョウォン 身体は20歳だが、精神年齢は5歳のチョウォン(チョ・スンウ)。チョコパイとシマウマと走る事が大好き。息子より一日だけ長生きしたいと願っている母のキョンスク(キム・ミスク)は、走りの才能を伸ばすために、かつては有名ランナーで、今は飲んだくれのチョンウク(イ・ギヨン)にコーチを依頼した。 ⇒『マラソン』 http://www.marathon-movie.com/ 7月2日(土)より丸の内ルーブルほか
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(執筆者:南 樹里)
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