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ジュリエット! オリビア・ハッセーさん17年ぶりに来日 『マザー・テレサ』来日会見

8/13[土]~公開『マザー・テレサ』のPRで主演のオリビア・ハッセーさんが17年ぶりに来日。『ロミオとジュリエット』で世界中を魅了した彼女が25年ぶりに主演作でスクリーンにカムバック。【会見写真掲載】

執筆者:南 樹里

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見

[2005/6/20]
『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference
「相変わらず素敵ね」 から始まり、思い出話に花が咲き…。

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference劇中でも登場するマザーの好きな言葉『幸せな無秩序』 。「これが今の気分です」と満面の笑み。

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference
やはり優艶な女性でした

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference
ご自身がデザインした新ブランドの服でクルリと一回転。<体型を選ばない>のが特徴。

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

今夏、日比谷シャンテ シネほかにて公開の映画『マザー・テレサ』(配給:東芝エンタテインメント)のPRで主演のオリビア・ハッセーさんが、17年ぶりに来日されセルリアンタワー東急ホテルにて記者会見を行いました。第一声は「オハヨーゴザイマース。オゲンキデスカ?」と日本語でした。『ロミオとジュリエット』で鮮烈なデビューをはたし世界中を魅了した彼女が25年ぶりに主演作でスクリーンに戻ってきたのです。

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference「20年前にカルカッタを訪れた時、残念ながらマザーにはお会いできませんでした。はじめてマザーの記事『路上で亡くなりかけている女性が病院に入れず、マザーの腕の中で亡くなった』話を読んだことから、ドキュメンタリーを見たりマザーの活動に注目していました。ジュリエットのようなロマンティックなヒロインを演じた後、『ナザレのイエス』で聖母マリアも演じる機会に恵まれました。で、次は?という時に『是非、マザー・テレサを演じたい』と思っていたのです」

ある日、イタリアから電話があり『1週間半後に撮影開始だけど』と言われ「Yes! Yes!」と二つ返事で出演を決めたといいます。これは「神、そしてマザー・テレサからのギフトだと思う」と、20年懇願しつづけたという、オリビア・ハッセー版マザー・テレサ誕生の経緯です。

「私は最も貧しい人々のそばにいたい」。

<<白に青い線の入った簡素なサリーに身を包んだマザー・テレサ。彼女は、ただその思いだけを胸に、波乱に富む87年の生涯を生き抜いた。>>

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference
(c) 2003 A Coproduction of RAI, LUX VIDE, Luxstar, Mother Teresa Production Ltd, Euroficcion SL and Rai Trade in association with Beta

『マザー・テレサ』では、36歳から亡くなるまでの50年間の半生を演じ、この渾身の演技が認められ2003年10月、マザー・テレサ列福式にて(前ローマ法王)故ヨハネ・パウロ2世への謁見がかないました。

オリビア・ハッセーさんがテレーズ役で出演された『ジュエラーズ・ショップ(原題)/未公開』の脚本家の[Karol Wojtyla]は、実はパウロ2世のことでヴァチカンでの同作の試写会に招かれたこともあるそうです。『マザー・テレサ』撮影に際し、手紙にてヴァチカンに祝福を求めたところ、教皇から10日後に祝福の返信が届いたといいます。今回の来日中のプレミア試写では美智子妃にも。そのほかに英国女王にも謁見。

<愛>の大切さを伝えたい。過酷な撮影もなんのその

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference両親ともにカトリックの家庭に生まれ育ったオリビア・ハッセーさん。ご自身は「私自身はカトリックというわけではありません。ただ、High Powerを信じているし、この36年間、瞑想(めいそう)をかかしません。どんな宗教も内なる神であって…キリストもブッダもアッラーも敬っています」

スケール感をだすために、コロンボ[スリランカ]、カルカッタ[インド]、ローマ[イタリア]、トリエステ、ポルデノーネ、カプラローラで撮影を敢行。

「マザー・テレサを体現すること。慈悲の心・強さを大切にしました。シスターたちにお会いして完成した映画を観ていただいたところ『まるでマザーを見ているようでした、オリビア』と言ってくださったことは最大の喜びでした。スリランカでの撮影では、汗で特殊メーク[所要:4時間]の鼻がズレてしまいます。酷暑での撮影の時は鼻・耳・のどを痛めました。でもマラリアにかかりながら成し遂げたマザーの苦しみを思えば、わたしには抗生物質も、2人の専属医師もいてくれました。なのでこれぐらい!と思って頑張りました。というのも(前述の)マザー・テレサ列福式に完成させるために連日撮影を行い、休みがなかったのです」

自分の人生を捧げたマザー。「いま人々は、慌しい日々を過ごしています。人に、手を差し伸べることは容易なことではないですが、一人一人が、何か一日に一つ良い事を出来れば世界は変わっていくことでしょう。愛こそが大切なんです。人間は平等であり、世界を愛で満たすために」

最後に本作の魅力を、「ハリウッドの大作ではありませんが、可愛らしく、優しい作品です。マザー・テレサが望まれたような出来上がりになっていると自負しています」と、語ってくれました。

感動の再会

『マザー・テレサ』オリビア・ハッセーさん来日会見[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

25年前、オリビア・ハッセーさんが女性隊員マリト役で出演、1980年に公開した深作欣二監督作で日本映画の傑作『復活の日』で共演された草刈正雄氏が花束をもって会見にかけつけた。


『マザー・テレサ』  http://www.motherteresa.jp
原題:[Mother Teresa] 日本語字幕:古田由紀子
[2003年/イタリア・イギリス/1時間56分]

今夏、日比谷シャンテ シネほかにて公開

マザー・テレサ[Mother Teresa] ?

本名:アグネス・ゴンジャ・ボジャジュ。(1910年~1997年)派遣先のインドでスラムを知り、修道会の退会許可を得て修道服を脱ぎ水色の縁取りの白いサリーを着て貧しい人々の中に入る。1979年、ノーベル平和賞受賞。宗教や信条を超え生涯人々に希望と愛をささげた女性。

[Mother Teresa] Tokyo Press Conference

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※ (c) 2003 A Coproduction of RAI, LUX VIDE, Luxstar, Mother Teresa Production Ltd, Euroficcion SL and Rai Trade in association with Beta
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