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2004年10月23日~31日を写真た~っぷりで紹介 第17回東京国際映画祭レポ(2ページ目)

第17回東京国際映画祭(2004年10月23日~31日)のオープニングからクロージングまで写真満載でお届けします。作品ラインナップもユニークで来日ゲストも豪華でした。

執筆者:南 樹里

第17回東京国際映画祭【10月30日】

[特別招待作品]『ターミナル』主演トム・ハンクス来日記者会見

第17回東京国際映画祭『ターミナル』主演トム・ハンクス来日記者会見[特別招待作品]『ターミナル』主演トム・ハンクスが8年ぶりに来日。帝国ホテルにて記者会見を行いました。会見場のセットがまず豪華。インフォメーション・パネルも約15分毎にパタパタと表示が変わっていくのです。

第17回東京国際映画祭『ターミナル』主演トム・ハンクス来日記者会見「架空の国の出身ということで、架空の言語をはなしているのですが、それはブルガリア語をベースにしたオリジナルな言葉」。新しい休暇の過ごしかたとして「是非、空港を考えてみてはいかがでしょう?」なんていうジョークも。「レストランも免税店もトイレも、なんでも揃っていますから…」まぁ、確かに。「実際、フランスの空港には16年間、自分の意思で住んでいる方がいるそうです。一度、国外に出してあげたのにもかかわらず再度戻ってきたというのですから、きっと快適なんでしょう(笑)」。


ターミナル』原題[The Terminal]12月、日劇1ほか全国にて公開監督:スティーブン・スピルバーグ出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ2004年/アメリカ/上映時間129分/UIP配給公式サイト

[アジアの風]部門『ビヨンド・アワ・ケン』パン・ホーチョン監督来日記者会見

『ビヨンド・アワ・ケン』パン・ホーチョン監督来日会見

『ビヨンド・アワ・ケン』パン・ホーチョン監督来日会見パン・ホーチョン監督来日会見できたてホヤホヤの新作『ビヨンド・アワ・ケン』のフィルムを抱えて来日したパン・ホーチョン監督 『ユーシュート、アイシュート』『大丈夫』等、ポスト、ウォン・カーウァイ監督として、香港で最も期待されている監督。ウォン・カーウァイ監督が脚本を製作せずに撮影する長期撮影に対し、パン・ホーチョン監督は脚本を練りにねって、完璧なものにしてから撮影を開始する早撮りで知られる。『ビヨンド・アワ・ケン』は、最短記録の14日で撮影終了。9月の中旬の時点で撮影すら開始していなかったという。それゆえ撮影したフィルムはすべて本編に使用されるムダのないタイプ。ところが監督曰く「資金に余裕があって、許されるのならウォン・カーウァイ監督のように撮りたいです(笑)」。カラオケ店で働くシャリー(タオ・ホン)と恋人ケン(ダニエル・ウー)の前に、元彼女のチャン(ジリアン・チョン[Twins])が現れ「ヌード写真を返して」と詰め寄る…。これは監督が台湾に留学している時に聞いた話で、「ずーっと映画にしたいと思っていたもの」なのだそう。

パン・ホーチョン[彭浩翔]監督は1973年、香港出身。テレビやラジオ番組の脚本家、作家、評論家、テレビのパーソナリティを経て、99年に監督業に進出。多くの国際映画祭で受賞している。

[アジアの風]部門『オオカミの誘惑』 キム・テギュン監督、カン・ドンウォン、チョ・ハンソン、イ・チョンア来日記者会見

『オオカミの誘惑』来日記者会見チョ・ハンソン『オオカミの誘惑』来日記者会見イ・チョンア『オオカミの誘惑』来日記者会見カン・ドンウォン

『オオカミの誘惑』来日会見『オオカミの誘惑』は韓国で爆発的人気を呼んだインターネット発の青春恋愛小説「オオカミの誘惑」を映画化。カン・ドンウォン、チョ・ハンソン(ドラマ「ナイスガイ」)、イ・チョンアと美男美女揃いのキャスティングで本国では10代を中心に230万人を動員。高校生たちの三角関係が巻き起こすアクション・ラブ・ストーリー。

イケメン情報が知れ渡っているのか、予想外に多い報道陣の数。カン・ドンウォンは常にニコニコと笑顔を振りまいている美少年=花美男、この『オオカミの誘惑』で第24回韓国映画評論家協会の新人賞も受賞。チョ・ハンソンは、最近、肉体改造もおこなったとか…そしてワイルドなイメージを保とうとしているのか?なかなか笑顔を見せてくれない。(だけど下を向いて顔をクシャクシャにして笑う…実は照れ屋さんなのかも)。美肌がまぶしい美少女イ・チョンアさんは、「韓国のイケメン二人が出演しているので楽しみにしてください」なんてPRをしていました。キム・テギュン監督は、「韓国では多くの10代の人に観てもらいました、だから日本でも多くの10代の人に観てもらいたいですね」とPR。

『オオカミの誘惑』 [Romance of their own]2005年春、シネカノン有楽町、アミューズCQNほか全国にて公開 監督:キム・テギュン『火山高』出演:チョ・ハンソン、カン・ドンウォン、イ・チョンア2004年/韓国/上映時間129分/シネカノン配給

『オオカミの誘惑』試写会ご招待[2005.2.5up!]


[特別招待作品]『カンフーハッスル』製作・監督・脚本・主演チャウ・シンチーが来日し公開記者会見

『カンフーハッスル』記者会見『カンフーハッスル』公開記者会見通常の記者会見は非公開なのだが…六本木ヒルズアリーナで公開記者会見を行ったのが『カンフーハッスル』。前作『少林サッカー』から2年。今回は「ありえね~」づくしのカンフー作品で楽しませてくれます。この日は、17:15~渋谷Bunkamuraオーチャードホールでの舞台挨拶。その後、19:10~六本木ヒルズアリーナと映画祭の2会場を移動。ステージ登場時には、ややお疲れ気味な感じのチャウ・シンチー氏。会見開始時には、雨は小降りになっていたけれど『カンフーハッスル』の衣装で登場しているので、さぞ寒かったことでしょう。笑顔で「大丈夫」と答えていらしたけど。恒例のゲストは小川直也氏。二人で仲良く「ハッスル!ハッスル!」をするのかと思ったら…あらら何か様子がヘン「ハッスル!はパクリだ~」と乱入。

『カンフーハッスル』原題[巧夫]2005年1月~全国松竹・東急系にて公開監督:チャウ・シンチー出演:チャウ・シンチー、2004年/中国・アメリカ/上映時間103分/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給公式サイト

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