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現場発 金融ニュースHOTS

更新日:2009年12月15日

脱税事件をまったく知らなかったというワケとは

政治家だけでなく、芸能人を含め、有名人にいわゆる「脱税」疑惑が持ち上がると、「まったく知らなかった」とか「秘書が勝手に行なったこと」というようなインタビュー報道がなされます。なぜ、判で押したように同じような光景を目にするのでしょうか。税務上の視点から見てみると??

鳩山由紀夫・邦夫両氏が実母からの資金提供を受けていた事案に限らず、芸能人を含め、有名人にいわゆる「脱税」疑惑が持ち上がると、「まったく知らなかった」とか「秘書が勝手に行なったこと」といういようなインタビュー報道がなされる場面を見た方は多いのではないでしょうか。事の真偽はともかくとして、なぜ、毎回毎回、判で押したように同じような光景を目にするのでしょうか。単に「クリーンなイメージを維持するため」だけなのでしょうか。税務という切り口から見ると、また、別の視点が見えてきます。

「まったく知らなかった」というワケとは

「まったく知らなかった」とか「秘書が勝手に行なったこと」といったようなインタビューのポイントは、「自分自身はまったく関与していない」あるいは「知らされていない」ということを強調することに集約されます。では、なぜ、「自分自身はまったく関与していない」あるいは「知らされていない」という事実が重要なのでしょうか。

同じ脱税でも「まったく知らなかった」と「知っていて行っていた」では大違い

「脱税事件」というようにニュースなどで取り上げられる「脱税」というと一般的には刑事罰の課される「脱税」をさしますが、税務上では、「まったく知らなかった」ことによる申告漏れも、「知っていて行っていた」ことによる申告漏れも、どちらも、法に抵触していれば、「脱税」ということになります。
しかし、たとえば飲食店業で、たまたまの計算ミスで売上金額にミスがあったケースと、レジを打たないなどして売上金額から除外していたケースと、同じように、脱税事案と扱われたら、課税の公平とはいえないのではないでしょうか。
同じ脱税でも「まったく知らなかった」と「知っていて行なっていた」では、その後の申告漏れによる是正手続きが大きく相違してきます。
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田中 卓也

税理士であるガイドが避けては通れない税金の問題について、専門用語もかみくだいてわかりやすく解説。

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