テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~メディア論(QJ編)

分析分析学の権威、けろっぐ博士を招いて、雑誌媒体を中心としたPerfumeへの反応を分析します。先ずはQJですね。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

分析分析学とは?

先生:
今日は分析分析学の権威、けろっぐ博士に登場頂きました。分析分析学とはいったいなんなんでしょう?

博士:
お答えいたしましょう。
分析分析学とはズバリ、人類がいかにして物事を分析してきたかを研究分析する学問ですね。これにかかると偉大な哲人も聖人も一つの実例としてのみ語られてしまう恐るべき学問です。

先生:
なるほど。虎の威を藉る狐のような学問ですね。評論評論学と言ってもいいでしょう。

博士:
今回はPerfumeについて各メディア、知識人がいかに分析しているか・・という点を不肖、我々が分析しようという無謀な試みであります。

QJに登場!

先生:
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
クイック・ジャパン (Vol.74)
今回のテーマは、Perfumeに対する各メディアの反応ですが、予想通り最初にまともな特集を組んできたのが、QJ(Quick Japan)ですね。2007年10月15日発売のVol. 74です。宝島などが普通の雑誌になった現在、QJはサブカル雑誌の生き残り組みです。

博士:
そういえばQJは久々に見ましたね。
見て驚いたのですが80年代の雰囲気そのままで引っ張ってるんですね・・・。
往年の“いぬちゃん”を思わせるヘタウマ風のコミック風寄稿もちゃんと有ったりしてなんだか懐かしいきがします。

QJって文芸のコーナーに有るんですね。
かつては若い人向けの情報誌だった気がしますが、当時の若者ごとそのまま引っ張ってきて、今では我々の様な世代がターゲットって気もします。 読者層ごと引っ張ってきた雑誌といえばSPA!なんかもそうですね。

先生:
クイック・ジャパン (Vol.36)
でも、最近お笑い系の特集が多くて、あまり食指が伸びなかったのです。SPANK HAPPYの特集以来ですね、保存用に買おうと思ったのは。

博士:
SPANK HAPPY~インテリやくざみたいなおにいちゃんが綺麗な姉ちゃんと組んでるユニットですね・・・

先生:
岩澤瞳ちゃんはどうしているんでしょうか、気になります。博士、PerfumeやTommy february6ほどは売れませんでしたが、SPANK HAPPYはぜひちゃんと聴いてください。

『副題「アイドル」の意味を回復する3人』と、予想通り絶賛しています。昔、アイドルを扱う雑誌と言えば、「明星」とか「平凡」だったような気がします。今でも「MYOJO」はあるようですが、表紙だけ見るとジャニーズ専門誌の感があります。でも、男女ペアで表紙に出たりすると、子供心にむかつくんですけどね。まぁ、80年代には「よいこの歌謡曲」といったアングラ系もありましたけどね。

今回のQJはどう評価しますか?

博士:
サブカル誌がやっと本気で取り組みたくなるアイドルの登場と言うわけなのでしょうか・・かなり気合の入った特集ですね。
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