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変なものコレクション~Part 6 TOKYOソング~第2回

「TOKYOソング」の第2回は、ずばり「TOKYO」一色。ニューウェイヴ系の人たちは、何故か東京が好き。貴方は、いくつ、「東京」または「TOKYO」というタイトルの曲を思い浮かびますか?

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

単純に「TOKYO」というタイトルの曲だけで、記事が成り立ってしまうとは、最初予想していませんでした。日本のアーティストでは、「東京」というシンプルなタイトルとなると、桑田佳祐、くるり、エスカーゴ、大葉るか、矢沢永吉、松山千春の「東京」、そして忘れてはいけない沢田研二の「TOKIO」などですが、海外アーティストも「TOKYO」大好きです。

バブルガムなTOKYO

テレサとデヴィッドによるバブルガム・エレクトロポップな二人組、ダラー(Dollar)は、シングル『Shooting Star』で全英1位を達成。トレヴァー・ホーンがプロデューサーとしてブレイクする前にプロデュースしたアーティストでもあり、彼による「Hand Held In Black And White(愛のポートレイト)」と「Mirror Mirror(魔法の鏡)」の2作品があります。イレイジャーもカヴァーしたダラーの「Oh L'amour」は、イレイジャーより英国ではヒット。彼らのコンピレーションは幾つかありますが、その中の一つ『Love Tonight』(1997年)には、時代を感じさせるアレンジの「Tokyo」が収録されています。デヴィッドは現在、ホットドッグ屋を地道に経営。

セクシー★ジャケ展でも紹介したスペインのニューウェイヴ姐さん、Alaskaちゃん。スペインでのAlaskaは、ドイツではニナ・ハーゲン、日本では戸川純のような存在でしょう。彼女がAlaska y Dinarama以前に居たのが、Alaska y Pegamoides。そのベスト・アルバム『Grandes Exitos』(1993年)には、「Tokyo」という曲が収録されています。

セクシー★ジャケ展 45⇒68

ニューロマ勢の中でもサル・ソロのスキン・ヘッドのお陰で異色の存在、いや孤高の存在であったクラシックス・ヌーヴォー(Classix Nouveaux)。来日も果たしているのですが、彼らの日本でのデビュー・アルバムでもある『Night People(夜行人間)』(1981年)には、これまた「Tokyo」という曲が入っています。サル・ソロはフランスのRockets (Roketz)と言うバンドでもクラシックス解散後に活動しました。

数多いア・フロック・オブ・シーガルズ(A Flock Of Seagulls)のベスト・アルバムの中でも、「Tokyo」が収録されている『20 Classics of the 80's』(1995年)。勘違いの中華ポップ的なジャパネスク・ソング。シーガルズは、その印象的なヘア・スタイル故に、キワモノ的扱いも受け、映画『ウェデイング・シンガー』や『オースティン・パワーズ ゴールドメンバーズ』で、格好のネタとなりました。
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