テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2001年よりA…
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更新日:2003年09月02日
名曲のバロメーターの一つに、カヴァーの多さがあります。バグルズの「ラジオスターの悲劇」は、世界中で今もカヴァーが増殖する名曲です。そして、元ネタにも使われちゃいます。先ずは、日本人アーティストから。
原題は『The Age Of Plastic』、邦題は『プラスティックの中の未来』、そして最近、邦題はシングルと同じ『ラジオスターの悲劇』となっています。最近では、タトゥーのプロデューサーとしての肩書きが横行しているトレヴァー・ホーンとエイジア(Asia)のジェフリー・ダウンズによる1980年を代表するテクノポップの金字塔。80年代のブリティッシュ・インヴェージョンのプレリュードとなった「ラジオスターの悲劇(Video Killed The Radio Star)」が予想を超えるワールドワイド・ヒットをしてしまい、作り上げたアルバムですが、捨て曲がない1曲目から8曲目(9曲目以降はボーナス・トラック)。ニューウェイヴな一枚というよりも、ビートルズを遺伝子(バグルズという名前もそれを示唆)としたモダンポップとテクノポップを橋渡しする近未来なコンセプトがぎっしり詰まっている。最近では、ドラマ「東京ラブ・シネマ」の挿入歌としても使われましたね。
トレヴァー・ホーンがうさぎになった(ちなみにジェフリーはハスキー犬)ジャケのカヴァーは、確信犯的にずるい! 僕や僕の友達(バグルズ・コレクターとして知られるKさん)など、素直にジャケ買いする人たちを狙っている。バロムワン(アニメじゃなくて実写版を見ていました)というテクノ・ユニットで活動するオッチーという人が選曲した『Good Covers~AFTER NEW WAVE』(2003年)。オッチー、P氏(「東京テクノ会」の会員)、かとうけんそう(京浜兄弟社の東京タワーズ・メンバー、映画「たんぽぽ」に登場した俳優)のかなり濃い3氏による解説も楽しめます。ありがちな80年代カヴァー集ではありません。カヴァー・ネタは80年代テクノポップやらもっと古いのやら・・・でもそこはかとなくニューウェイヴの香りがするが"今"にも対応できる選曲。教授の95年の武道館ライヴ音源である「Behind The Mask」も収録。最近、DJネタとしてひそかな脚光を浴びようとしている(WIRE03でもDJ TASAKAがやっていた)、産業ロックとかとも揶揄されるアメリカン・プログレのスティックスが時代に擦り寄った名曲「Mr. Roboto」のPOLYSICSのカヴァーは、つぼを押さえています。