省エネ・節水の基本

暖房費の節約術

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使用期間の長い暖房器具

暖房器具は冷房器具よりも使う期間が長い

暖房器具は冷房器具よりも使う期間が長い

北と南の気温差が激しい日本ですが、それでも日本全国で平均すると冷房器具を使う期間よりも暖房器具を使う期間のほうが圧倒的に長くなっています。冷房であれば7〜8月、暖房は長いところですと11月〜3月まで使用する地域もあります。つまり、いかに暖房費を節約するかによって、年間の光熱費は大きく変わってくるのです。暖房は少しの節約で大きく節約効果が得られますので、以下にその方法をご紹介していきます。
 

暖房器具に頼る前にまずは暖かい環境作り

暖房費の節約というとすぐに「エアコンの使い方を」など暖房器具に気をとられてしまうかもしれませんが、まずは暖かい環境を作ることが一番の暖房費の節約に繋がります。

雨戸やカーテンを閉めるだけで冷たい外気を遮断してくれ、また部屋の中の温まった空気を逃すことも防いでくれます。カーテンであれば遮熱カーテンのような厚手のものを床に届く長さで利用することがポイントです。また最近では市販のもので窓に貼り付ける断熱シートもおすすめ。カーテンや断熱シートは商品により差はありますが、施工するのとしないのでは1〜2℃違ってきます。暖房はエアコンの設定温度を21℃〜20℃にして1日9時間使った場合、年間で約1170円節約できると言われているので、暖房費の節約効果は大きいものです(※)。
 

 暖房費を節約できる服装は?

3000円程度から購入可能な保温効果が高いダウンベスト

3000円程度から購入可能な保温効果が高いダウンベスト

当たり前のようですが、自分自身が暖かい格好をすることも重要です。カーデガンでプラス2.2℃、ひざかけの利用でプラス2.5℃、ソックス着用でプラス0.6℃になると言われています(※)。

またガイドのおすすめはダウンベスト。ダウンジャケットは、その保温性の高さから「薄着でオシャレができる」と近年では多くの方が利用しています。机に向かって動かずに作業する時などは部屋でダウンジャケットを着るのもおすすめなのですが、家事をするとなると少々動きづらいのが欠点。そこでおすすめしたいのがダウンベストです。安価なものであれば3000円程度でも購入できますし、基本的にはその後のランニングコストはかからず何年も使えるものなので、暖房費の元はすぐにとれてしまいます。
 

暖房費を節約できる暖房器具の選び方

では実際に暖房器具を使うことになった場合、まずはその器具のCOPや消費電力を知ることが大切です。COPとは、エネルギー消費効率や成績係数と言われ、同じ1kWの消費電力でどれだけの働きをしてくれるかということを数値で表したものです。

エアコンは消費電力が大きく暖房費の節約には向いていないと思われがちですが、近年のエアコンはCOPもよいものが多いのでご自宅のものもチェックしてみてください。

暖房器具それぞれの特性を知ることも大切です。部屋全体を温めるものなのか、局地的に温めるものなのか。勘違いされがちなのは、床暖房とホットカーペット。これらは似て非なるもので床暖房は部屋の空気全体を温めてくれ、ホットカーペットは接している部分だけが暖かいと感じるものです。いずれの場合も家族の人数や用途によって使い分けるのが重要です。

そして暖房器具は温める範囲や温度が調節できるものを使用し、まめに調節することも大切。温度調節により消費電力をおさえられかなりの暖房費の節約に繋がります。1kWを1時間使用した場合を22円で計算すると、100Wの暖房器具であれば2.2円となります。しかし暖房器具の消費電力はもっと大きいものが多く、600Wなら1時間13.2円、1200Wで1時間で26.4円となるわけです。今、家で使用している暖房器具の消費電力を一度チェックしてみてください。
 

暖房器具の使い方にも注意

「暖かい空気は部屋の上部に上がってしまう」というのはご存知の方も多いかと思います。ガイドも過去に数度テレビの撮影で実験をしたのですが、多くの場合、天井近くと床近くは10℃近い温度差がありました。せっかく温めた空気を無駄にしないためにも扇風機を使って部屋の空気を循環させましょう。扇風機は消費電力が少なく、1時間1円程度。暖房器具の設定温度を下げれば、併用しても節約になります。

コタツやホットカーペットの下に断熱効果のあるものを

コタツやホットカーペットの下に断熱効果のあるものを

また電気カーペットやコタツなど床に直接接するものは、その下がポイントになります。ガイドの家ではコタツの敷布団の下に段ボールと断熱シートを敷いてあります。段ボールは間に空気の層ができるため保温性に優れています。これにより床からの冷気はカットでき、温まったコタツの暖気を逃すことを防いでくれるのです。実際にコタツを30分使用したら30分きってしまうというように使っていても、コタツがついていないことに気づかないほどの保温性です。

まずは外からの冷気を遮断する。自分が暖かい格好をする。その上で暖房器具を必要な範囲だけを温めるよう効率よく使うことで、暖房費も大きく節約できます。この冬はぜひお試しください。

(※参照:省エネルギーセンター:家庭の省エネ大辞典

最終更新者:矢野 きくの (更新日:2009年12月13日)

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