その他多くのニュージーランドのアーティストも
実は今回は、コンサートホールの公演以外にもヘイリーの歌を聴ける機会があった。11月17日から25日まで、ニュージーランドの政府観光局や大使館、貿易経済促進庁が主催する“ニュージーランド・パラダイスウィーク 2007”というイベントが行なわれており、その中のライヴステージにヘイリーが出演したのだ。
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| 六本木のイベントに出演したヘイリー |
ヘイリーが出演したのは11月17日の夜。会場は六本木ヒルズアリーナで、屋根つきの屋外スペースにたくさんの木々が置かれ、ニュージーランドの森が再現されていた。ラム肉バーベキューやワイン、ニュージーランド産の物品を販売するショップが数多く出店していて、非常ににぎわっていた。そんな誰もが自由に出入りできるフリーのイベントだったこともあり、ヘイリーの登場時にも会場は少しざわついていたが、10代には路上パフォーマンスをしていたというヘイリーはまったく気にする様子もなく、すぐに自分の歌の世界に入り込み、完璧な歌を披露。歌い始めればすぐに空気をがらりと変えてしまう、そんな力がヘイリーの歌声にはあるようだ。この日も「アメイジング・グレイス」そして英語バージョンの「涙そうそう」がもっとも会場を盛り上げていた。
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| マオリの血を引くシンガー・ソングライターのヒネウェヒ・モヒ |
ステージでは、そのほかにもニュージーランドのアーティストが数多く出演していた。とくに派手な印象だったのがストライク。彼らはニュージーランドの一流パーカッショニストのグループで、ラックに組みつけられたたくさんのパーカッションを使ってグルーヴを生み出していく。ダイナミックで踊るようなパフォーマンスも目をひいた。ヒネウェヒ・モヒは、先住民・マオリの血を引くことで知られるシンガー・ソングライター。母国ニュージーランドでは絶大な人気を誇るアーティストだ。マオリの伝統的な舞踊、そしてトライバルなグルーヴは圧巻だった。
そのほか、ヒップホップやラップを取り入れたサウンドで人気のニージャン・ミスティック、現在日本で活動中のシンガーソングライター、KAT(キャット)、ニュージーランドの音楽シーンを塗り替えたといわれているラップグループのロンバスなど、ニュージーランドを代表するアーティストが数多く出演していた。
同じオセアニア圏でも、オーストラリア出身のミュージシャンは数多くいる。ヘヴィメタルのAC/DCを初め、80年代に一世を風靡したメン・アット・ワークやリック・スプリングフィールド、INXSなどがそうだし、あのオリビア・ニュートン・ジョンも育ちはオーストラリアだ。それに比べて、ニュージーランドのミュージシャンというと、ヘイリー以外にはなかなか思い浮かばないという人も多いだろう。しかし今回のイベントは、ニュージーランドにも面白いアーティストがたくさんいることを教えてくれた。ヘイリーはもちろんだが、今後ニュージーランドの音楽シーンに注目してみるのも面白いかもしれない。
【関連リンク】
ユニバーサルミュージックのヘイリーの情報サイトヘイリーの公式サイト(英語)ニュージーランド政府観光局、ニュージーランド・パラダイスウィーク 2007の情報ページ